研究課題/領域番号 |
17651083
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研究種目 |
萌芽研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
マイクロ・ナノデバイス
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
染谷 隆夫 東京大学, 大学院・工学系研究科, 助教授 (90292755)
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研究分担者 |
桜井 貴康 東京大学, 国際産学共同研究センター, 教授 (90282590)
関谷 毅 東京大学, 大学院・工学系研究科, 助手 (80372407)
川口 博 神戸大学, 工学部情報知能工学科, 助手 (00361642)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2006
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研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
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配分額 *注記 |
3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
2006年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
2005年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
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キーワード | 有機トランジスタ / ナノテクノロジー / 有機半導体 / 大面積トランジスタ / 有機デバイス |
研究概要 |
本研究は、有機トランジスタの駆動回路を用いた点字ディスプレイを試作することを目的としている。点字の表示部には導電性高分子のアクチュエータを活用し、オール・プラスティックの点字ディスプレイを実現することをねらいとしている。 今年度は、柔らかいアクチュエータと電気回路が同時にプラスティック・フィルム上に集積可能であることを世界に先駆けて示し、有機トランジスタで超薄型の点字ディスプレイを試作して、その動作原理実験に成功した。点字ディスプレイのプロトタイプは、実効表示面積が4x4平方センチメートル、1文字は合計6点(2x3)からなり、全部で24文字分の点字で構成される。有機トランジスタは、ポリエチレンナフタレート(PEN)もしくはポリイミドといったプラスティック・フィルムの上に製造されている。表示部の厚みは1mm、重さは5gである。 有機トランジスタ駆動回路の軽量性、可とう性、耐衝撃性を利用して、携帯性に優れる点字ディスプレイを実現し、目の不自由な方が電車で単庫本を広げて読むように手軽に読書ができる技術として供することをねらいとする。
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