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オートポイエーシス的コンピュタ・アルゴリズムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 17651091
研究種目

萌芽研究

配分区分補助金
研究分野 社会システム工学・安全システム
研究機関北九州市立大学

研究代表者

平山 克己  北九州市立大学, 経済学部, 教授 (00336950)

研究期間 (年度) 2005 – 2006
研究課題ステータス 完了 (2006年度)
配分額 *注記
3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
2006年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
2005年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
キーワードオートポイエーシス / マルチエージェント / アルゴリズム / シミュレーション / 遺伝アルゴリズム / マルコフ決定過程
研究概要

本研究の目的はオートポイエーシス的なエージェントをコンピュータ上に作成し、マルチエージェントシミュレータを用いてエージェント社会の挙動を観察することにより、人間社会における様々な現象や変化について考察することである。
ここで、オートポイエーシス(Auto-poiesis :自己制作)とは神経生理学者のR.MaturanaとJ.Varelaによって考え出された生命システムであり、生命システムの理論である。本研究のオートポイエーシス的エージェントとは先天的な特性と後天的な特性をもっているエージェントであり、このエージェントの振舞とエージェントがエージェント社会に及ぼす影響について解析を行った。ここで、先天的な特性とは国籍、人種、性別等、人間が生まれながらに持っている遺伝的な特性である。この特性は自分の意志では決して変えることのできない普遍的な特性である。一方、後天的特性とは、勘、経験や知識等で、生後、学習、体験し会得する特性である。この特性は人間が存在する環境もしくは社会によって大きく変化させざるを得ない特性である。先天的特性は生物進化のための遺伝的な機能であり、後天的特性は環境に適応しながら自己維持を行うための機能であると考えられる。
人間の特性を遺伝的特性と後天的特性の二面性として考えた場合、これらの特性はどのように社会全体に伝播しているのか?また、従来から人口予測などの分野ではシステムダイナミックスが用いられているが、本研究のオートポイエーシス的なエージェントを用いて人口予測などが行えないか?という視点からシミュレーションを実施した。これらの結果は国際会議で発表し、海外の研究者と議論を深めた。
さらに、本研究でこれまで開発したアルゴリズムを利用し、都市ガス・電力市場融合の経済分析にも発展させ、都市ガス・電力事業者ネットワークをエージェントとしてシミュレーション実験を行い、モデルの有効性を検証した。

報告書

(2件)
  • 2006 実績報告書
  • 2005 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて 2006 2005

すべて 雑誌論文 (4件)

  • [雑誌論文] Toward a Prototype Development of Population Model by Multi-Agent Simulator2006

    • 著者名/発表者名
      Katsumi Hirayama
    • 雑誌名

      Modeling Decisions for Artificial Intelligence MDAI2006(CD-ROM)

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書
  • [雑誌論文] The Competitive Network Analysis between Gas and Electric Power by Multi-Agent Simulator2006

    • 著者名/発表者名
      Katsumi Hirayama
    • 雑誌名

      KCC (Knowledge Communication and Conferences) 2006 Proceedings

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書
  • [雑誌論文] Toward a Prototype Development of Population Model by Multi-Agent Simulator2006

    • 著者名/発表者名
      Katsumi Hirayama
    • 雑誌名

      Modeling Decisions for Artificial Intelligence MDAI2006

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書
  • [雑誌論文] A Modeling of Auto-poietic Multi-Agent Simulator2005

    • 著者名/発表者名
      Katsumi Hirayama
    • 雑誌名

      The Proceedings of 2nd Indian International Conference on Artificial Intelligence IICAI-05

      ページ: 2889-2898

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書

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公開日: 2005-04-01   更新日: 2016-04-21  

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