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抗体磁気ビーズを用いた内在性微量タンパク質複合体プロテオミクス法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 17651118
研究種目

萌芽研究

配分区分補助金
研究分野 生物分子科学
研究機関東京大学

研究代表者

浜窪 隆雄  東京大学, 先端科学技術研究センター, 教授 (90198797)

研究期間 (年度) 2005 – 2006
研究課題ステータス 完了 (2006年度)
配分額 *注記
3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
2006年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
2005年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
キーワードターゲテドプロテオミクス / 転写複合体 / 核内受容体 / モノクローナル抗体 / 磁性ビーズ / プロテオミクス / HNF4α
研究概要

細胞内の生理的条件下でのタンパク質相互作用を解析するため、高親和性抗体と低ノイズのビーズを用いた細胞内微量タンパク質複合体の免疫分離法を開発した。
細胞内でのシグナル伝達や転写調節には複数のタンパク質が相互作用し、複雑で繊細な調節を可能としている。これらのメカニズムに関与するタンパク質は微量で通常の電気泳動やカラムクロマトを用いるプロテオームの技法では効率よく検出できない。また、強制発現法や2ハイブリッド法を用いる相互作用解析では、候補タンパク質を検出することはできるが、生理的な状態を反映しているといえない。本研究では、独自に開発したバキュロウイルス発現系を用いる免疫法や高感度検出系を組み合わせるスクリーニング法などにより、ターゲットタンパク質に対する高親和性の抗体を作成し、さらに非特異的結合を低減する表面処理をほどこした磁気ビーズに抗体を固定化してターゲットタンパク質を効率よく集めることにより、核内受容体HNF4αなどの転写因子を105個程度の細胞より検出することに成功した。この免疫分離法とショットガンLCMS/MS法を組み合わせることにより、転写調節因子について10^6個程度の細胞より数種類の複合体タンパク質を同定し、MS/MS/MS解析により複合体を形成する内在性のタンパク質についてリン酸化修飾を同定することができた。また、細胞膜上に複合体を形成するタンパク質についてもMS解析が可能であることがわかった。
従来、相互作用するタンパク質の同定には大量のサンプルが必要であったが、本研究で開発された方法により、少量で相互作用するタンパク質のダイナミズムを解析することが可能になると考えられる。

報告書

(2件)
  • 2006 実績報告書
  • 2005 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2006

すべて 雑誌論文 (3件)

  • [雑誌論文] A simple hybridoma screening method for high-affinity monoclonal antibodies using the signal ratio obtained from time-resolved fluorescence assay.2006

    • 著者名/発表者名
      Daigo K, Sugita S, Mochizuki Y, Iwanari H, Hiraishi K, Miyano K, Kodama T, Hamakubo T
    • 雑誌名

      Anal Biochem. Apr 15;351(2)

      ページ: 219-228

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書
  • [雑誌論文] モノクロナール抗体を用いた統計的医療への道2006

    • 著者名/発表者名
      浜窪 隆雄, 児玉龍彦
    • 雑誌名

      臨床化学 Vol, 35 No, 2

      ページ: 9-9

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書
  • [雑誌論文] ターゲテドプロテオミクス-高親和性抗体を用いた蛋白質複合体解析法2006

    • 著者名/発表者名
      浜窪 隆雄
    • 雑誌名

      医学のあゆみ Vol, 219 No, 9

      ページ: 679-683

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書

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公開日: 2005-04-01   更新日: 2016-04-21  

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