研究課題/領域番号 |
17652036
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研究種目 |
萌芽研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
各国文学・文学論
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
大浦 康介 京都大学, 人文科学研究所, 教授 (60185197)
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研究分担者 |
岡田 暁生 京都大学, 人文科学研究所, 准教授 (70243136)
小関 隆 京都大学, 人文科学研究所, 准教授 (10240748)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2007年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
2006年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2005年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
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キーワード | フィクション / 虚構 / 文学 / 小説 / 物語 / 擬制 / 映画 / メタフィクション / コンヴェンション |
研究概要 |
本研究の目的は、従来文学、哲学、論理学、法学などの分野で行われてきたフィクションの研究を相互に関係づけるとともに、美術や音楽、歴史学、人類学、自然科学(生物学)などの諸学問における同種の概念の有効性を検討し、あわせて総合フィクション学(General Fictology)とでも呼ぶべきディシプリンの構築をめざすことにある。 この目的に沿って、最終年度である平成19年度は、平成17年度から着手したフィクション関係文献の分析・整理・データベース化および定期的な研究会合の総括につとめるとともに、連携機関であるパリ社会科学高等研究院(EHESS)での綿密な研究打合せ(2007年10月)を経て、本研究の集大成ともいうべき国際シンポジウム「西洋のフィクション・東洋のフィクション」を京都大学人文科学研究所において開催した(11月5日)。EHESSからJean-Marie SchaefferとIoana Vulturを、また香港のフランス現代中国研究センター(CEFC)からSebastian Vegを迎えて開かれたこのシンポジウムは、フィクション論の主に比較文化的側面(西洋、日本、中国等におけるフィクション概念の共通点と相違)を掘り下げるものだったが、その成果報告書も当科研費によって印刷、出版することができた(2008年2月)。当該分野で大きな貢献ができたと自負している。
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