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日本人英語学習者のスビーキング能力の実態調査ならびに評価指標開発-中学生・高校生を対象として-

研究課題

研究課題/領域番号 17652059
研究種目

萌芽研究

配分区分補助金
研究分野 外国語教育
研究機関東京学芸大学

研究代表者

野田 哲雄  東京学芸大学, 教育学部, 教授 (30135834)

研究分担者 金谷 憲  東京学芸大学, 教育学部, 教授 (70134757)
馬場 哲生  東京学芸大学, 教育学部, 准教授 (00198946)
高山 芳樹  東京学芸大学, 教育学部, 准教授 (10328932)
投野 由紀夫  東京外国語大学, 大学院・地域文化研究科, 准教授 (10211393)
木村 恵  獨協大学, 外国語学部, 専任講師 (60409555)
研究期間 (年度) 2005 – 2007
研究課題ステータス 完了 (2007年度)
配分額 *注記
3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
2007年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2006年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
2005年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワードスピーキング能力 / 日本人英語学習者 / 評価指標 / SST
研究概要

平成17年度および平成18年度に中学3年生39名、高校1年生69名、高校2年生31名の計139名にSST英語インタビューテストを受験してもらい、テープに録音されたインタビュー内容を英語専攻の学部生・大学院生にワープロソフトを用いて、書き起こしてもらう作業を行った。しかし、書き起こし作業の正確さにおいて、誤記や表記の不統一など多数の問題があることが判明したため、平成19年度の前半はその書き起こし内容のチェック作業を行った。さらに、データ分析作業の下準備として、書き起こし内容を記録した139名分のWORDファイルをすべてテキストファイルに変換すると同時に、インタビューテストの試験官と受験者の発話を区別するためのタグ付け作業を行った。平成19年度の後半は次の3つの観点に関してデータ分析を行った。
(1)日本人の成人と日本人中高生のスピーキング能力の実態比較
(2)日本人中高生のスピーキングにおける使用語彙の特徴
(3)日本人中高生のスピーキングのfluencyの印象評価とSSTレベルとの関係
分析の結果、(1)に関しては成人がレベル4を中心にレベル1からレベル9まで広く分布しているのに対し、中高生の場合はレベル1からレベル5の範囲内で分布し、レベル2とレベル3が同程度に多いことがわかった。(2)に関しては、SSTのレベルが上がるにつれてインタビュー内での発話数(総語数)が増え、特にレベル4とレベル5の差が大きいことが明らかとなった。異なり語数についても、レベルが上がるにつれて増えていることが確認され、語彙の豊富さがレベルを決定する上で大きな役割を果たしていると思われる。各レベルが他のレベルに対して有意に多く用いている単語(特徴語)を抽出した結果、レベル4の特徴語が比較的多く、使用語彙に変化が起こるのはレベル3とレベル4の間ということが推測される。(3)に関しては、全被験者よりSST各レベル5名を上限として無作為抽出した22名のインタビューテープを大学英語教員2名が聴き、fluencyという観点で5件法の印象評価を行い、実際のSSTレベルとの関係を探った。その結果、fluencyの印象評価とSSTレベルに非常に強い相関があることが確認され、説明率は55〜79%であった。

報告書

(3件)
  • 2007 実績報告書
  • 2006 実績報告書
  • 2005 実績報告書

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公開日: 2005-04-01   更新日: 2016-04-21  

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