研究課題/領域番号 |
17653021
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研究種目 |
萌芽研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
経済統計学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
西山 慶彦 京都大学, 経済研究所, 教授 (30283378)
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研究分担者 |
人見 光太郎 京都工芸繊維大学, 工芸学部, 准教授 (00283680)
梶井 厚志 京都大学, 経済研究所, 教授 (80282325)
中嶋 智之 京都大学, 経済研究所, 准教授 (50362405)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
2007年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2006年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2005年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
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キーワード | 経済統計 / 統計数理 / ゲーム理論 / 実験ゲーム / 計量分析 / 経済実験 / 二酸化炭素排出権取引 / 計量経済分析 / 確率的効用関数 |
研究概要 |
梶井は"Welfare gains…"において、経済ファンダメンタルズに基づかないような期待形成のありかたが、取引を通じて個人の経済厚生にどのように影響を与えるのかを調べ、そのような期待形成によって損失を被る家計と、逆に得をする家計の性質を特徴づけた。また、"The epsilon-Gini-contamination…"において、非期待効用型の意思決定モデルにおいて、epsilon-Gini 型のノイズで特徴づけられた複数の先見分布をもつ意思決定主体の公理的特徴付けを行った。中嶋は、"Liquidity trap and…"で価格粘着性のある2国開放経済モデルを用いて、1国が流動性の罠に陥ったときの最適金融政策について分析を行った。特に、望ましい名目為替レートの動きについて、既存研究と異なる結果が得られた。2国の中央銀行については、2国の住人の厚生を最大にするように協調して政策を決定する場合と、非協力的に自国の住人の厚生のみを最大化するように行動する場合(ナッシュ均衡)のそれぞれについて考察した。西山は"OLS estimation and the t test…"において、オークションゲーム的状況において観察される入札額と順位との関係を表すrank-size rule回帰のt検定統計量に関する考察を行った。"Measuring of Firm Specific…"においては、各企業が利得を最大化するべく技術に関して内生的な意思決定をする際の推定問題を扱い、実証分析に用いた。"Efficient Estimation Methods…"は、特にゲーム的状況に特化した論文ではないが、もしグループごとの平均がゲームの結果を表わすモーメント条件の一部である場合に、最も効率的な推定法を提案した。
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