研究課題/領域番号 |
17653046
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研究種目 |
萌芽研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
社会学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
伊藤 公雄 京都大学, 文学研究科, 教授 (00159865)
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研究分担者 |
冨山 一郎 大阪大学, 文学部, 准教授 (50192662)
山中 浩司 大阪大学, 人間科学部, 准教授 (40230510)
川村 邦光 大阪大学, 文学部, 教授 (30214696)
牟田 和恵 大阪大学, 人間科学部, 教授 (80201804)
丹羽 美之 法政大学, 社会学部, 准教授 (00366824)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2007年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2006年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
2005年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
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キーワード | 社会学 / コンテンツ・アーカイブ / 民俗学 / 基礎法学 / 文化人類学 / 映像研究 / 教育方法論 / 文化研究 |
研究概要 |
本研究は、ポピュラーカルチャーの現場体験を映像化するとともに、その成果を社会学教育の教材として使用するための方法論を探るプロジェクトとして実施されたものである。 最終年度である2007年度には、これまでの研究を受ける形で、映像社会学についての数度の研究会を開催し、ポピュラーカルチャーをめぐる映像化の意義とその活用法について、実際に授業で映像を使用した経験についての報告をうけつつ、検討をくわえた。また、社会調査時におけるインタビュー等において、映像を記憶喚起の材料として使用することの可能性についても議論をふかめることができた。 2008年2月には、これまでの研究の総括的な場として、映像の学術使用および映像アーカイブの方法について、2日間にわたる公開研究シンポジウムを開催した。初日の映像の学術的使用のシンポジウムでは、社会学の研究者以外にも人類学や言語学、動物行動学などの若手研究者の参加をえて、広く学術研究における映像使用の可能性について議論を深めることができた。また、2日目に開催した映像アーカイブのシンポジウムでは、国内の主要なアーカイブの関係者やアーカイブについての研究者等の参加をえて、映像(特にポピュラーカルチャーにかかわる)の保存および活用の現状の課題を共有するとともに、アーカイブのかかえる諸問題について議論を深めることができた。 以上、3年間にわたる共同研究を通じて、ポピュラーカルチャーを軸に、映像の学術的分野における活用と、映像保存の可能性について、これまでにない新たな知見を生み出すことができたと考えている(成果の詳細については、「報告書」を参照されたい)。
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