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学校組織における「場」としての職員室に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 17653093
研究種目

萌芽研究

配分区分補助金
研究分野 教育学
研究機関筑波大学

研究代表者

水本 徳明  筑波大学, 大学院・人間総合科学研究科, 准教授 (90239260)

研究期間 (年度) 2005 – 2007
研究課題ステータス 完了 (2007年度)
配分額 *注記
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
2007年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2006年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2005年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード学校経営 / 職員室 / 場 / 教育学 / 学校組織 / 少人数学級
研究概要

1.職員室の実態についての質問紙調査研究
小学校の校長及び教員対象の質問紙調査を郵送法により行った。調査対象となった校長は51名,学級担任は534名である。回答後の調査票は各自回収用封筒に入れて封をしたのち,学校ごとに郵送によって回収した。有効回収数は校長が44(86.3%),学級担任が408(76.4%)であった。(1)1日の平均的な職員室滞在時間は1時間以上2時間未満が最も多いこと、(2)職員室で行うと答えた割合が高い活動は,「校務についての打ち合わせ」(79.9%),「TTや少人数指導などについての打ち合わせ」(63.7%),「分掌校務の処理」(58.8%),「同学年教師間の打ち合わせ」(58.6%)と,打ち合わせと校務分掌活動が多く行われていること、(3)職員室はおおむね和やかで協力しやすい雰囲気であること、(4)職員室の改善については教育に関する図書情報機器の整備など環境整備を求める意見が多いことなどが明らかになった。本調査結果の概要は3.に示した報告書に記載したが、詳細な分析は今後論文として発表していく予定である。
2.事例研究
少人数学級編制、少人数指導などの改善に取り組んでいる小学校における職員室の雰囲気、教職員の活動実態等について訪問調査を実施した。少人数指導、少人数授業を積極的に実施している学校では職員室が臨機応変の打ち合わせの場所として有効に機能していることが明らかになった。
3.報告書の作成
3年間の研究成果(先行研究の検討、理論研究、歴史研究、調査研究)をまとめて報告書を作成した。

報告書

(3件)
  • 2007 実績報告書
  • 2006 実績報告書
  • 2005 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて 2007 2006 2005

すべて 雑誌論文 (3件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] 学校の組織と経営における「複雑反応過程」に関する理論的検討2007

    • 著者名/発表者名
      水本 徳明
    • 雑誌名

      筑波大学教育学系論集 第31巻

      ページ: 15-24

    • NAID

      120000834363

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書
  • [雑誌論文] 学校における場としての職員室に関する一考察-雑誌『学校経営』の記事の分析を中心に-2006

    • 著者名/発表者名
      水本徳明
    • 雑誌名

      筑波大学教育学系論集 第30巻

      ページ: 13-24

    • NAID

      120000844329

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書
  • [雑誌論文] 日本の小学校における職員室の形成-明治期学校管理論の分析を通して-2005

    • 著者名/発表者名
      水本徳明
    • 雑誌名

      日本教育経営学会紀要 第47号

      ページ: 130-144

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書
  • [学会発表] 少人数学級編制導入に伴う 教授学習組織改革の取り組み2007

    • 著者名/発表者名
      水本徳明・福島正行
    • 学会等名
      日本教育学会第66回大会
    • 発表場所
      慶応義塾大学
    • 年月日
      2007-08-29
    • 関連する報告書
      2007 実績報告書

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公開日: 2005-04-01   更新日: 2016-04-21  

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