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学校教員の職能成長を促進する「笑い」に関する教師教育学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 17653095
研究種目

萌芽研究

配分区分補助金
研究分野 教育学
研究機関京都教育大学 (2007)
山梨大学 (2005-2006)

研究代表者

榊原 禎宏  京都教育大学, 教育学部, 教授 (90215616)

研究期間 (年度) 2005 – 2007
研究課題ステータス 完了 (2007年度)
配分額 *注記
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
2007年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
2006年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2005年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード教師教育 / 職能開発 / 感情労働 / 笑い / 教員研修 / 感情 / 研修講師
研究概要

本研究は、学校教員の職能開発(professional development)を促す上で「笑い」
(laughter,smile)が持つ効果に着目することから始めた。具体的には、各地の教育センター等における教員研修等を通じて、教員が自らの教職キャリアと自身の教育観や学校観を振り返ること、さらにこれらを再構築する上で、「笑い」に代表される感情上の変化の経験が優れて有効なことを実証した。またこの結果を受けて、これまで教員研修での主眼とされていた理解や認識の変容といった認知的な面での効果に留まらず、感情面においても教員に影響を及ぼしうる研修テーマ、内容、運営上の条件が求められていることを論じ、その具体を仮説的に提示した。そして、「笑い」に限られない主体が自らの感情を駆使し、行為の対象の感情に影響を与えようとする労働、すなわち感情労働(emotional labor)として教育の営みを捉えることが、実際の教育活動をよく説明できることを明らかにし、そのための自己および組織的なマネジメントの必要性が高まっていることを述べた。今後、「笑い」が既存の教育的価値と齟齬を来しうること、それゆえに「笑い」を重視し操作できる教員が求められているという基本的理解のもとに、感情労働としての教員の教育行為が、かれらの具体的技術や戦略・方略としていかに現れているか、また、それは教職の専門職性をいかに高めうるものか、あるいは職能開発上の阻害要因となりうるかについて明らかにすることが課題となっている。

報告書

(3件)
  • 2007 実績報告書
  • 2006 実績報告書
  • 2005 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2008 2007

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 1件)

  • [雑誌論文] 教員研修における「勘定」と「感情」-教員の授業像を描きかえるために-2008

    • 著者名/発表者名
      榊原禎宏
    • 雑誌名

      教育実践学研究(山梨大学教育人間科学部附属教育実践総合センター) 13

      ページ: 159-165

    • NAID

      110006618399

    • 関連する報告書
      2007 実績報告書
    • 査読あり
  • [雑誌論文] 教員研修において受講者の感情に働きがける試み2007

    • 著者名/発表者名
      榊原禎宏
    • 雑誌名

      教育実践学研究 第12号

      ページ: 60-69

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書

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公開日: 2005-04-01   更新日: 2016-04-21  

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