• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

保育時間と保育内容の関連についての実践史的研究

研究課題

研究課題/領域番号 17653096
研究種目

萌芽研究

配分区分補助金
研究分野 教育学
研究機関静岡大学

研究代表者

渡邉 保博  静岡大学, 教育学部, 教授 (50141552)

研究期間 (年度) 2005 – 2007
研究課題ステータス 完了 (2007年度)
配分額 *注記
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
2007年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2006年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2005年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
キーワード延長保育 / 保育時間 / 保育内容 / 設定保育 / 暮らし / オーラル・ヒストリー / 聞き取り / 短時間「教育」主義 / 実践記録 / 質的研究
研究概要

(1)初年度・第2年度に行った資史料の内容と収集方法について検討を継続した。その結果,(a)保育者の保育時間・内容意識を1つの代表値・モデルで捉えることはできない。(b)「延長保育」は園を単位とした実践であり,職員の多様な意識の対立と合意とを含みこんで,園ごとに多彩な展開をみせることが予想される。(c)しかも,園としての保育内容意識の変容は障害児保育や異年齢保育などとも関連がある。(d)保育内容意識の変容には,相当の年数の積み上げが必要なので,1つの園の実践に焦点を当てた長期的検討が必要である。(e)この作業を他の園についても行うことによって,保育内容意識の多彩な展開に迫ることができる,ということがみえてきた。
(2)長時間保育を切り開いてきた園の保育史を語りうる人物から聞き取るという方法の有効性がますます明らかになり,第2年度に引き続き,聞き取り調査を行った。特に,1960年以降,東京都東久留米市において長時間保育実施をリードし,「暮らしの保育」という観点を打ち出してきた保育士(複数)にも聞き取り調査を実施した。また,近年の質的研究で注目されている「語り」,インタビュー,「オーラル・ヒストリー」等についても検討し,聞き取りという方法の妥当性について検討を深めた。
(3)以上の研究成果を,日本保育学会(2007年5月)で発表し,静岡大学教育学部の研究紀要に投稿した。また,『保育学研究』(日本保育学会,第46巻第1号,2008年8月発行予定)に投稿し受理された。さらに,研究の最終年度に当たり,研究成果報告書(保育時間と保育内容に関連に関する実践史的研究)を作成した。

報告書

(3件)
  • 2007 実績報告書
  • 2006 実績報告書
  • 2005 実績報告書
  • 研究成果

    (8件)

すべて 2008 2007 2006 2005

すべて 雑誌論文 (5件) 学会発表 (1件) 図書 (2件)

  • [雑誌論文] 保育時間と保育内容の関連についての実践史的研究(2)2008

    • 著者名/発表者名
      渡邉 保博
    • 雑誌名

      静岡大学教育学部研究報告(人文・社会科学篇) 第58号

      ページ: 211-220

    • 関連する報告書
      2007 実績報告書
  • [雑誌論文] 保育園の役割の増大と運営努力2008

    • 著者名/発表者名
      渡邉 保博
    • 雑誌名

      発達 NO.114

      ページ: 52-59

    • 関連する報告書
      2007 実績報告書
  • [雑誌論文] 保育時間と保育内容の関連に関する実践史的研究~1970年代の『大阪保育問題研究』誌を手がかりに~2006

    • 著者名/発表者名
      渡邉保博
    • 雑誌名

      日本保育学会大59回発表論文集

      ページ: 302-303

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書
  • [雑誌論文] 保育所の職員室における乳幼児の心のケア2006

    • 著者名/発表者名
      渡邉 保博
    • 雑誌名

      静岡大学教育学部研究報告(人文・社会科学篇) 第56号

      ページ: 159-171

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書
  • [雑誌論文] 「総合施設」と今後の保育・幼児教育のあり方2005

    • 著者名/発表者名
      渡邉 保博
    • 雑誌名

      保育白書 2005

      ページ: 40-43

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書
  • [学会発表] 1970年代の「延長保育」と保育内容意識の展開2007

    • 著者名/発表者名
      渡邉 保博
    • 学会等名
      日本保育学会第60回大会
    • 発表場所
      十文字学園女子大学
    • 年月日
      2007-05-19
    • 関連する報告書
      2007 実績報告書
  • [図書] 「保育時間の長時間化と保育内容」(『保育実践と保育研究が出会うとき』)(清水民子ほか)2006

    • 著者名/発表者名
      渡邉保博
    • 総ページ数
      16
    • 出版者
      かもがわ出版(所収)
    • 関連する報告書
      2006 実績報告書
  • [図書] 親と子と共に生きる保育~保育を福祉の中に見すえて2006

    • 著者名/発表者名
      渡邉保博
    • 総ページ数
      20
    • 出版者
      新読書社
    • 関連する報告書
      2006 実績報告書

URL: 

公開日: 2005-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi