研究課題/領域番号 |
17653120
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研究種目 |
萌芽研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
教科教育学
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研究機関 | 東北大学 (2006) 四国大学 (2005) |
研究代表者 |
川島 隆太 (2006) 東北大学, 加齢医学研究所, 教授 (90250828)
久米 公 (2005) 四国大学, 文学部・教授, 研究科長 (00110346)
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研究分担者 |
生田 菜穂 (生田 奈穂) 東北大学, 国際文化研究所, COEフェロー (20374986)
浜本 純逸 早稲田大学, 教育総合科学学術院, 教授 (90033547)
大内 善一 茨城大学, 教育学部, 教授 (10185192)
鈴木 慶子 長崎大学, 教育学部, 助教授 (40264189)
林 朋美 長崎大学, 教育学部, 教務職員 (40346945)
川島 隆太 東北大学, 未来科学技術共同センター, 教授 (90250828)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2006
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研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
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配分額 *注記 |
2,800千円 (直接経費: 2,800千円)
2006年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
2005年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
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キーワード | NIRS / 書字活動 / 脳の活性化 / 書字習慣 / 情報メモ / ひらめきメモ / 知的創造的活動 / 国語力 / 文字を手書きする / 視写 / 聴写 / 暗写 / 計算 / 小学校6年生 / 前頭前野の血流量 |
研究概要 |
1.報告書(冊子体)の発行 H19.3に、下記の章立ての研究成果報告書(A4版、全87頁)を発行した。 序(川島) §1 硬筆による手書き活動時の脳活動に関する報告(鈴木・林・生田) §2 毛筆による手書き活動時の脳活動に関する報告(久米・鈴木・生田) §3 書字習慣に関する報告 ∫1 「メモをとると話しがよく理解できるか」に関する実験(鈴木・林・浜本) ∫2 「ノートとメモに関するアンケート」調査 §4 書字習慣と教科教育 ∫1 手書きメモと脳の活性化(浜本) ∫2 「手書き」を再定義する(鈴木) 「あとがき」にかえて(久米) 2. 成果 1)小学生を対象にして、硬筆を使用した5つ(視写1、視写2、聴写、暗写、単純計算)の書字活動の、脳活動をNIRSにより測定した。その結果、4つの文字を書く活動は、単純計算よりも、脳を活性化することがわかった。 2)中学生では、話しを聞くとき、メモを取る者と、メモを取らない者に分かれた。 別途、行ったアンケートやテストの結果から、メモを取る者には、下記のような特徴が見られた。 (1)自発的にノートを取る者が多い。 (2)国語テスト得点が中位の者が多い。 (3)備忘メモを必ず取る者が多い。 (4)情報メモを必ず取る者が多く、ときどき取るじゃが少ない。 (5)ひらめきメモをまったく取らない者が少ない。 (6)手で文字を書くことが嫌いな者が少ない。 3)アンケートの結果、手で字を書くことが好きな者は、情報メモ及びひらめきメモを取る傾向がある。 以上から、書字活動と知的創造的活動とは関連していることが予測できるので、今後は、その方向で研究を進めていきたい。
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