• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

低重力下における液中アーク放電によるカーボンナノ粒子形成に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 17656032
研究種目

萌芽研究

配分区分補助金
研究分野 応用物理学一般
研究機関兵庫県立大学

研究代表者

佐野 紀彰  兵庫県立大学, 大学院工学研究科, 助教授 (70295749)

研究分担者 河南 治  兵庫県立大学, 大学院工学研究科, 助手 (20382260)
研究期間 (年度) 2005 – 2006
研究課題ステータス 完了 (2006年度)
配分額 *注記
3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
2006年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
2005年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
キーワード液中アーク放電 / カーボンナノチューブ / カーボンナノ粒子 / 微小重力 / 微重力
研究概要

落下塔施設を利用した微重力の環境で液中アーク放電によるカーボンナノ材料を合成するための装置を用いて単層カーボンナノチューブの合成実験を行った。同装置は落下カプセルに設置可能な形態にしており,微重力を感知すると所定時間の後に放電を開始するようになっており,放電時間を変えて実験できるようになっている。無重量研究センター(土岐市)において同装置を用いて,放電時間やカーボン,電極中の。ッケル濃度を変えた水中アーク実験を行った。実験により得た生成物の分析により,水中アーク放電場を無重力状態にすると,合成した単層カーボンナノチューブは比較的構造が揃い,また半導体性を持つナノチューブの濃度が増加することが分かった。この原因は,反応場の熱流動が安定する他,アークで生じる気泡径が大きくなることにより炭素蒸気の冷却が遅くなるからであると考えられる。ガス中アークを無重力状態にするとナノチューブの径が変化するという報告は過去にあるが,半導体性のナノチューブの濃度が変化するという報告は未だ無いので,今回の結果は新しい重要な知見である。また,それぞれの放電実験において発光分析も行い,放電で生じるラジカル種の解析のためのデータも採取した。さらに,放電実験において気泡の発生・成長め過程を高速度で画像データを採取し,反応機構の考察に用いた。気泡内の流動状態や気液界面付近におけるガス発生など,今まで観測されたことがない新しい現象が存在する可能性かおることがわかった。これらの解析は今進行中である。

報告書

(2件)
  • 2006 実績報告書
  • 2005 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2007 2006

すべて 雑誌論文 (3件)

  • [雑誌論文] 無重力下での水中アーク放電によるカーボンナノチュープの生成2007

    • 著者名/発表者名
      河南治, 佐野紀彰, 嶺車温, 村上俊也, 播磨弘
    • 雑誌名

      第24回ブラスマブロセシング研究会プロシーティングス

      ページ: 21-22

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書
  • [雑誌論文] 微小重力下での液中アーク放電法によるカーポンナノ材料の生成2006

    • 著者名/発表者名
      河南治, 佐野紀彰, 領璽温, 村上俊也, 播磨弘
    • 雑誌名

      日本マイクログフビアイ応用学会誌 Vol.23,No.4

      ページ: 351-351

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書
  • [雑誌論文] 無重力を利用した液中アーク法による単層カーボンナノチューブの構造制御2006

    • 著者名/発表者名
      河南治, 佐野紀彰, 嶺重温, 村上俊也, 播磨弘
    • 雑誌名

      第67回応用物理学会学術講演会講演予稿集 No.1

      ページ: 171-171

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書

URL: 

公開日: 2005-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi