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ヒト皮膚毛細管動静脈ループの血流動態と血管形状の非侵襲・高時空間解像度解析

研究課題

研究課題/領域番号 17656068
研究種目

萌芽研究

配分区分補助金
研究分野 流体工学
研究機関九州大学

研究代表者

渡部 正夫  九州大学, 大学院工学研究院, 助教授 (30274484)

研究分担者 真田 俊之  九州大学, 工学研究院, 助手 (50403978)
澤江 義則  九州大学, 工学研究院, 助教授 (10284530)
古江 増隆  九州大学, 大学院工学研究院, 教授 (70134583)
研究期間 (年度) 2005
研究課題ステータス 完了 (2005年度)
配分額 *注記
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2005年度: 3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
キーワードmicro circulation / capillaroscopy / nail fold vessel / high speed digital video / segmentation / level set method
研究概要

本研究の目的は,ヒト皮膚毛細管動静脈ループに注目し,血流動態と血管形状の非侵襲・高時空間解像度解析を行うシステムを開発することである.まず,ヒト爪郭皮膚毛細管動静脈ループを観測するために,計測システムを構築した.特に,被写体から対物レンズまでの距離を固定し,被写体のブレを抑えるために光学アタッチメントの開発を行い,実用に耐えうることを確認した.また,高速度カメラで被写体を撮影し,画像のブレを抑制するためにシャッタースピードを上げる必要があるために光源の高光度が要求されるが,光源は熱源となるために過度の光量は被写体の熱損傷を引き起こす.光源・レンズ・光学系の設計・開発を行い,照射面積を大幅に減じ効率の向上を図った結果,鮮明な画像取得と被写体の低侵襲観察の相反する要求を満足させることに成功した.さらに,フレキシブルアームスタンドによりカメラを固定することにより,光軸に空間自由度を与えることに成功し,ヒト皮膚毛細管動静脈ループに限定されない他の皮膚毛細血管,特に血管腫等の観察の臨床応用に適用可能であることを示した.
得られた画像には,Matlabを用いて様々な画像処理を施すことにより画像強調を行い,生画像に比して格段の視認性を得られることを確認した.10μm程度の径を持つ細小動静脈管内を流れる赤血球,白血球および血漿の非定常挙動の観察に成功した.また,医療画像認識工学で用いられるレベルセット法を用い血管形状抽出を行い,形状(細小動静脈の径・走行角度・血管中心軸)を定量的に評価するプロセスを構築した.得られたデータにDual Slit法を用いて血流代表速度を求めることに成功した.

報告書

(1件)
  • 2005 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2005

すべて 雑誌論文 (2件)

  • [雑誌論文] ヒト皮膚毛細管動静脈ループの高速度観察と血流動態解析2005

    • 著者名/発表者名
      古江増隆, 増田禎一, 渡部正夫, 真田俊之, 澤江義則
    • 雑誌名

      福岡医学雑誌 第96巻 第6号

      ページ: 277-277

    • NAID

      120002834573

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書
  • [雑誌論文] 高精度ヒト毛細血管非観血in vivo血流動態解析2005

    • 著者名/発表者名
      渡部正夫, 真田俊之, 澤江義則, 古江増隆
    • 雑誌名

      日本臨床バイオメカニクス学会誌 第26巻

      ページ: 91-96

    • NAID

      10017097193

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書

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公開日: 2005-04-01   更新日: 2016-04-21  

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