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まちづくりファンドの活用による地域社会におけるまちづくり支援システムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 17656196
研究種目

萌芽研究

配分区分補助金
研究分野 都市計画・建築計画
研究機関早稲田大学

研究代表者

佐藤 滋  早稲田大学, 理工学術院, 教授 (60139516)

研究分担者 早田 宰  早稲田大学, 社会科学総合学術院, 教授 (80264597)
研究期間 (年度) 2005 – 2006
研究課題ステータス 完了 (2006年度)
配分額 *注記
3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
2006年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
2005年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
キーワードまちづくりファンド / 協働 / エンパワーメント / 都市・地域計画 / まちづくり支援
研究概要

今年度はまちづくりファンドそのものだけでなく、支援システム構築に必要な要素としての、まちづくりファンドと一体化した担い手の育成、及びエンパワーメントの仕組みの調査も行った。
日本での調査として、各自治体で行われているまちづくりファンドについて、アンケート調査とヒアリング調査を行った。この成果を「地域協働型社会に向けた市・区による提案公募型まちづくり助成制度の発展経緯とその現状評価」として研究協力者とともに論文にまとめた。まちづくりファンドの現状として、ファンドにともなう市民のエンパワーメントのための周辺支援のさらなる必要性を明らかにした。
また、アメリカでの支援システムの調査として、住民による環境改善のためのまちづくりファンドであるファサード・インプルーブメント・ファンドについて、研究協力者とともに論文にまとめた。この事例からは、地域分権によるまちづくりファンドでの中間支援組織の可能性を明らかにした。
さらに、第三の比較軸として、英国のまちづくりファンドと支援システムの調査を行った。これについては、基礎となる英国でのまちづくりの理論を整理し、その上で英国的な、中央集権的な背景から生まれるまちづくりファンドについての分析を行っている。
まちづくりファンドの調査から明らかになったのは、諸外国における周辺支援の充実さと、中間支援組織の役割の大きさである。まちづくりファンドが資金というリソースを分配する、ということは同時にパワーも分権することであり、日本の現状において足りないのは、そういった、リソース分配と一体となった分権であった。

報告書

(2件)
  • 2006 実績報告書
  • 2005 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2006

すべて 雑誌論文 (2件)

  • [雑誌論文] 地域協働型社会に向けた市・区による提案公募型まちづくり助成制度の発展経緯とその現状評価2006

    • 著者名/発表者名
      内田奈芳美, 佐藤滋
    • 雑誌名

      日本建築学会計画系論文集 NO.606

      ページ: 115-122

    • NAID

      110004799096

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書
  • [雑誌論文] 商店街における環境改善に関する支援・連携のかたち-シアトル市、ファサードインプルーブメントプログラムを事例として-2006

    • 著者名/発表者名
      内田奈芳美, 佐藤滋
    • 雑誌名

      日本建築学会大会選抜梗概 F-1分冊

      ページ: 91-94

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書

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公開日: 2005-04-01   更新日: 2016-04-21  

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