• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

自由表面における高速スプラッシュ現象の相似則に関する実験的研究

研究課題

研究課題/領域番号 17656282
研究種目

萌芽研究

配分区分補助金
研究分野 船舶海洋工学
研究機関横浜国立大学

研究代表者

鈴木 和夫  横浜国立大学, 大学院工学研究院, 教授 (80111699)

研究期間 (年度) 2005 – 2006
研究課題ステータス 完了 (2006年度)
配分額 *注記
3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
2006年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
2005年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
キーワード飛沫現象 / 相似則 / 表面張力 / 界面活性剤 / 可視化
研究概要

高速な自由表面現象として、浮体の自由表面への突入に伴うスプラッシュ現象や高速船まわりのスプレイ現象がある。模型試験により、特に小型の模型を用いてこれらの現象を可視化したとき、明らかに実際の現象とは異なって見える。例えば、波形が滑らかに見えたり、飛沫の飛び方の様子が異なって見えたりする。自由表面現象は一般に重力によって支配されているが、スケールの小さな現象に対しては表面張力が支配的になる場合がある。本研究では、小型模型まわりの高速自由表面現象の相似則に対する表面張力の影響として、水面への突入によるスプラッシュを対象に、相似模型に基づく実験的研究を実施する。コストや実験設備等の関係から実験は小型の模型で実施されることが多いが、本研究により小型模型による実際現象の把握が可能になることが期待される。
本萌芽研究では研究内容を高速自由表面現象のスプラッシュ現象に絞って実施している。研究内容は概ね
・自由落下模型による2次元スプラッシュ現象実験装置の計画・作成
・シリーズ小型相似模型(三角柱他)の計画・作成
・スプラッシュ現象の可視化方法および高速度カメラによる撮影方法の検討
・界面活性剤を利用した表面張力除去手法の適用に関する検討
・相似模型に基づく解析と相似則への表面張力影響の解析
・スプラッシュ現象の高精度解析手法の検討
であり、スプラッシュ現象を支配するパラメータとしてフルード数だけではなく、特に小型の模型の場合にはウェーバー数が重要になることが確認された。また、表面張力を無視できるウェーバー数の臨界値に相当するデータを得ることもできた。従って、本研究に基づく実験手法により、スプラッシュの実現象を小型模型により再現することが可能である。

報告書

(2件)
  • 2006 実績報告書
  • 2005 実績報告書

研究成果

(3件)

すべて 2007 2006 2005

すべて 雑誌論文

  • [雑誌論文] Two-Dimensional Numerical Simulation of Water Splash with and without Surface Tension2007

    • 著者名/発表者名
      Abulbashar Alam, 甲斐 寿, 鈴木和夫
    • 雑誌名

      Journal of Marine Science and Technology Vol.12(査読済)(掲載予定)

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書
  • [雑誌論文] Experimental Method and Fundamental Studies of Splash Phenomena2006

    • 著者名/発表者名
      鈴木和夫, 甲斐 寿, 大石剛央, 立原賢一, 堀内
    • 雑誌名

      Proceedings of 5th International Conference on High Performance Marine Vehicles

      ページ: 200-209

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書
  • [雑誌論文] 飛沫現象の相似則と表面張力の影響に関する基礎的研究2005

    • 著者名/発表者名
      大石剛央, 立原賢一, 甲斐 寿, 鈴木和夫
    • 雑誌名

      日本造船学会講演会論文集 第5号

      ページ: 101-102

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書

URL: 

公開日: 2005-03-31   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi