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超伝導送電用長大トンネルに関する予備的検討

研究課題

研究課題/領域番号 17656290
研究種目

萌芽研究

配分区分補助金
研究分野 地球・資源システム工学
研究機関東京大学

研究代表者

大久保 誠介  東京大学, 大学院工学系研究科, 教授 (90092155)

研究分担者 福井 勝則  東京大学, 大学院工学系研究科, 助教授 (70251361)
研究期間 (年度) 2005 – 2006
研究課題ステータス 完了 (2006年度)
配分額 *注記
2,600千円 (直接経費: 2,600千円)
2006年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
2005年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
キーワード超伝導 / 送電 / トンネル / 掘削機械 / 支保 / TBM / 岩盤 / 故障診断 / 新エネルギー / 掘削 / トンネルボーリングマシン / コンベアー
研究概要

本研究では,従来の知見を収集し,さらに必要最小限の基礎データを自ら実験などにより求め,次の段階に進むのが適当かどうかとの判断を下すのに十分な検討結果を提供することを第一の目的とした.検討結果をまとめると次のようになる.
1.掘削機械 TBMによって十分に可能と考えられるが,問題は,支保や運搬との連携がうまく機能することと考えられる.掘削径がある程度可変であることが望ましいが,3連シールドなどはより複雑な機構を有しており,掘削径をある程度可変とすることは現在の技術レベルで十分に可能と考える.
2.支保 支保には,鋼枠,ロックボルト,吹き付けコンクリート,シールドなどが考えられる.この内,鋼枠は自動化が困難である.シールドは高価であるので今回の検討対象としなかった.可能な限り自動化し易い吹き付けコンクリートを用い,岩盤条件の悪いところのみロックボルトを追加する方式が適当と考える.
3.運搬を考慮した施工 原則として円形坑道をそのまま使用する.積み込みなどは遠隔操作とし,原則としてトンネル内に人は入らないことにする.エキスパートシステムを採用し,長大トンネルでの機械類の管理,故障診断をおこなうことが適当と判断した.
今後の検討課題として下記が残った.
1.トンネルの仕様の詳細:許される最大深度,必要な立坑の数とその位置などを検討し,トンネル仕様の詳細を決めること.
2.局部的な安定性の決定方法:長いトンネルでは局部的に極めて弱いところがあるはずである.これを事前に余地して適切な方策を確立しておく必要がある.
3.万一のトラブルに対する対策:突発的な崩落や湧水,重大な機器故障など可能性は小さいものの適切な方策を確立しておく必要がある.

報告書

(2件)
  • 2006 実績報告書
  • 2005 実績報告書
  • 研究成果

    (6件)

すべて 2007 2006 2005

すべて 雑誌論文 (6件)

  • [雑誌論文] 再生PET樹脂を用いたコンクリート補強用マイクロファイバーの開発2007

    • 著者名/発表者名
      越智恒男, 石川常夫, 木内勉, 大久保誠介, 福井勝則, 白神康一郎
    • 雑誌名

      資源・素材学会 春季大会講演集 資源編

      ページ: 141-142

    • NAID

      10022574215

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書
  • [雑誌論文] エアカーテン式トンネル換気システムの開発2006

    • 著者名/発表者名
      木内勉, 清水雅之, 古戸幸博, 北本廣平, 宮沢和夫, 鈴木圭一, 鈴木正憲, 大久保誠介
    • 雑誌名

      土木建設技術シンポジウム2006

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書
  • [雑誌論文] 長尺におけるさく孔特性2006

    • 著者名/発表者名
      福井勝則, 阿部裕之, 小泉匡弘, 友定英貴, 大久保誠介
    • 雑誌名

      資源・素材学会 春季大会講演集 資源編

      ページ: 35-36

    • NAID

      10022573398

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書
  • [雑誌論文] SOME ATTEMPTS FOR ESTIMATING ROCK STRENGTH AND ROCK MASS CLASSIFICATION FROM CUTTING FORCE AND INVESTIGATION OF OPTIMUM OPERATION OF TUNNEL BORING MACHINES2006

    • 著者名/発表者名
      Fukui K., Okubo S.
    • 雑誌名

      Rock Mech. & Rock Eng. Vol.39, No.1

      ページ: 25-44

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書
  • [雑誌論文] 寸法効果と時間依存性を考慮した岩盤斜面の安定性評価と三峡ダム湖辺への応用2006

    • 著者名/発表者名
      大久保 誠介, 高 秀君, 福井 勝則, 金田 博彰
    • 雑誌名

      資源と素材 Vol.122, No.2

      ページ: 12-20

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書
  • [雑誌論文] 気乾と湿潤状態における多孔質岩石の変形特性と力学模型2005

    • 著者名/発表者名
      大久保 誠介, 高 秀君, 福井 勝則
    • 雑誌名

      資源と素材 Vol.121, No.12

      ページ: 583-589

    • NAID

      10016936491

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書

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公開日: 2005-04-01   更新日: 2016-04-21  

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