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チェレンコフ光を利用した大気中ラドンの新規測定方法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 17656304
研究種目

萌芽研究

配分区分補助金
研究分野 原子力学
研究機関新潟大学

研究代表者

上松 和義  新潟大学, 工学部, 技術専門職員 (20377146)

研究分担者 佐藤 峰夫  新潟大学, 自然科学系, 教授 (30149984)
太田 雅壽  新潟大学, 自然科学系, 助教授 (60092673)
戸田 健司  新潟大学, 自然科学系, 助教授 (20293201)
研究期間 (年度) 2005 – 2006
研究課題ステータス 完了 (2006年度)
配分額 *注記
1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2006年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
2005年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
キーワードラドン / トロン / 環境放射線 / 放射線計測 / 放射線
研究概要

本研究はラドンおよびトロンの壊変過程に高エネルギーベータ線を放出する核種が存在することに着目したものである.昨年度までの研究の結果,(1)検出素子には多孔質ガラス吸着剤を冷却して用いることにより空気中のラドン・トロンを吸着濃縮できる,(2)吸着剤には透光性のある石英質の多孔質ガラスや多孔質の高分子材料(ポリスチレンなど)が使用できる,(3)液体シンチレーターを使用しないためトルエンなどの有害有機廃液がでない,(4)測定には汎用的な液体シンチレーション計測装置が使用可能である,(5)娘核種ではなくラドン・トロンを直接捕集するので実際のラドン・トロン濃度の測定が可能である,(6)減衰時間の違いからラドンとトロンの区別及びその混合割合が測定可能である,(7)検出素子は吸着したラドン・トロンの娘核種の減衰を待つことにより繰り返し使用が可能である,などの特徴を有することが明らかとなった.
本年度は,大気を採取する際に適当な容積のバッファタンク(減衰のためのタンク)を設けることにより,トロンを除去してラドンのみを正確に測定できることを見いだした.
以上の結果を基に国内の特許を出願した.さらにこれを基に,国際出願を行った.
実際の大気中のラドン濃度を測定するには濃度の検定が必要となる.そこで,シンチレーションセル方式のラドン測定装置の測定値と比較しながら,検出効率の導出を行った.さらに,正確な検出効率を決定するため,(独)放射線医学総合研究所に整備されているラドン施設(ラドンの基準濃度が得られる施設)において実験を行った.
実証のための試験として,当学部の実験室,会議室および地下室においてラドン濃度の測定を行った.その結果30〜180Bq/m^3の範囲の結果が得られ,本測定方法が実用的であることが実証された.

報告書

(2件)
  • 2006 実績報告書
  • 2005 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2006

すべて 産業財産権 (2件)

  • [産業財産権] 空気中のラドンおよびトロンの測定方法2006

    • 発明者名
      上松和義
    • 権利者名
      国立大学法人新潟大学
    • 産業財産権番号
      2006-157321
    • 出願年月日
      2006-06-06
    • 関連する報告書
      2006 実績報告書
  • [産業財産権] 空気中のラドンおよびトロンの測定方法2006

    • 発明者名
      上松和義
    • 権利者名
      国立大学法人新潟大学
    • 出願年月日
      2006-12-13
    • 関連する報告書
      2006 実績報告書

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公開日: 2005-04-01   更新日: 2016-04-21  

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