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デグロン制御技術を応用した細胞内シグナル伝達解析システムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 17657062
研究種目

萌芽研究

配分区分補助金
研究分野 細胞生物学
研究機関筑波大学

研究代表者

三輪 佳宏  筑波大学, 大学院人間総合科学研究科, 講師 (70263845)

研究期間 (年度) 2005 – 2006
研究課題ステータス 完了 (2006年度)
配分額 *注記
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2006年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
2005年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
キーワード蛍光タンパク質 / タンパク質分解 / イメージング / 遺伝子発現
研究概要

本研究では、タンパク質機能解析のための細胞内レベルコントロール方法として、Tetデグラトン技術を総合的に確立することを目指した。
18年度より解析を進めているMAPキナーゼの他に、遺伝子そのものの組み替えによる機能発現調節系を薬剤依存的に自在にコントロールできる系を構築することを目的として、リコンビナーゼCreにも応用を進めた。ドキシサイクリンの添加の有無によって分解が制御され、細胞内レベルが変動するCre融合タンパク質を構築することができた。これと並行して、loxPでの組換えによって異なる波長特性の蛍光タンパク質が発現するレポーターベクターを構築し、同時に細胞に導入して解析したところ、ドキシサイクリン依存的に組換えを誘導することができた。しかし、非誘導時にもある程度の組換え細胞がみられ、制御の厳密性において不十分な結果であった。
そこで、より厳密なコントロールを実現するために、転写・分解二重制御系の開発に取り組んだ。その結果、非誘導時の組換えを10分の1以下に減少させることに成功した。これはもちろん転写のみで制御した場合と比較してもはるかに高い精度でコントロールできていた。
さらに、ドキシサイクリンの添加後に、どのくらいの時間で組換えが完了できるか、について詳細な時間経過を解析したところ、数日以上の時間を必要とすることが明らかとなった。そこで、今後はより短時間の発現誘導によって、組換えを確実に完了させることができるような改良が必要であることが明らかとなった。

報告書

(2件)
  • 2006 実績報告書
  • 2005 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2006 2005

すべて 雑誌論文 (2件)

  • [雑誌論文] Constitutive Expression of Thrombospondin 1 in MC3T3-E1 Osteoblastic Cells Inhibits Mineralizaion2006

    • 著者名/発表者名
      Akemichi Ueno
    • 雑誌名

      Journal of cellular physiology 209・2

      ページ: 322-332

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書
  • [雑誌論文] デグラトン・プローブ-タンパク質分解を応用した分子イメージング法2005

    • 著者名/発表者名
      田中順子, 三輪佳宏
    • 雑誌名

      高分子 54巻8号

      ページ: 567-567

    • NAID

      10016616913

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書

URL: 

公開日: 2005-04-01   更新日: 2016-04-21  

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