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オタマボヤ胚発生の記載と解析

研究課題

研究課題/領域番号 17657073
研究種目

萌芽研究

配分区分補助金
研究分野 発生生物学
研究機関大阪大学

研究代表者

西田 宏記  大阪大学, 大学院・理学研究科, 教授 (60192689)

研究分担者 西野 敦雄  大阪大学, 大学院・理学研究科, 助教 (50343116)
研究期間 (年度) 2005 – 2007
研究課題ステータス 完了 (2007年度)
配分額 *注記
3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
2007年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2006年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2005年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
キーワードオタマボヤ / 胚発生 / Oikopleura / 卵割パターン / オタマジャクシ幼生 / 細胞系譜 / モデル動物 / 発生運命
研究概要

本研究の対象生物であるオタマボヤは発生生物学的に様々な利点を備えており、実験動物化を目指して研究を行うことが本萌芽研究の目的である。以前の二年で、胚発生の基本的な記載が完了したのをうけて、本年度はオタマボヤを用いた遺伝子導入体、また、変異体作成への基本的技術を確立するために実験を行い以下の成果を得た。
尾の筋肉で発現する遺伝子であるアクチンと脊索で発現するBrachyury遺伝子のプロモーターをゲノムからクローニングし、YFPタンパクに繋いで受精卵に注入したところそれぞれ筋肉と脊索で蛍光が観察された。このことはこれらのプロモーターが有効であることを示しているので、これらの遺伝子導入系統の確立を目指している。さらに遺伝子導入に関して効率化を図るために、トランスポゾンを用いる方法、そして、卵巣にDNAを注入することで多くの遺伝子導入体を一度に得る方法などを開発中である。また同時に変異体作成のスタートマテリアルとなる近郊系オタマボヤの確立も試みているところである。
遺伝子導入体や突然変異体の維持には凍結保存が有効で有るが、その手段として精子の凍結保存法が可能であることがわかり、凍結融解条件の最適化を行った。
この研究助成は本年が最終年度であるが、この研究によって得られた胚発生に関する詳細な情報や技術開発は、将来的に多くの人々に用いられる有益なデータになると考えている。

報告書

(3件)
  • 2007 実績報告書
  • 2006 実績報告書
  • 2005 実績報告書
  • 研究成果

    (6件)

すべて 2008 2007 その他

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (1件) 図書 (2件) 備考 (1件)

  • [雑誌論文] Cleavage pattern, gastrulation, and neurulation in the appendicularian, Oikopleura dioica.2008

    • 著者名/発表者名
      Fujii, S., Nishio, T., and Nishida, H.
    • 雑誌名

      Dev. Genes Evol. 218

      ページ: 69-79

    • 関連する報告書
      2007 実績報告書
    • 査読あり
  • [雑誌論文] Development of the appendicularian Oikopleura dioica: culture, genome, and cell lineages.2008

    • 著者名/発表者名
      Nishida, H.
    • 雑誌名

      Dev. Growth Differ. (In press)

    • NAID

      10024400363

    • 関連する報告書
      2007 実績報告書
    • 査読あり
  • [学会発表] ワカレオタマボヤ精子の凍結保存2007

    • 著者名/発表者名
      大内一晃、西田宏記
    • 学会等名
      日本動物学会
    • 発表場所
      弘前大学
    • 年月日
      2007-09-20
    • 関連する報告書
      2007 実績報告書
  • [図書] 神経系の多様性:その起源と進化2007

    • 著者名/発表者名
      西田宏記, 他9名
    • 出版者
      培風館
    • 関連する報告書
      2007 実績報告書
  • [図書] 神経系の多様性 : その起源と進化2007

    • 著者名/発表者名
      西田宏記
    • 出版者
      培風館(印刷中)
    • 関連する報告書
      2006 実績報告書
  • [備考]

    • URL

      http://www.bio.sci.osaka-u.ac.jp/bio_web/lab_page/nishida/naiyou.html

    • 関連する報告書
      2007 実績報告書

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公開日: 2005-04-01   更新日: 2016-04-21  

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