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都市化社会に生きるヒトに対する食事制限の影響:自律神経・精神機能からの検討

研究課題

研究課題/領域番号 17657082
研究種目

萌芽研究

配分区分補助金
研究分野 生理人類学
研究機関神戸大学

研究代表者

中村 晴信  神戸大学, 発達科学部, 助教授 (10322140)

研究分担者 甲田 勝康  近畿大学, 医学部, 助教授 (60273182)
沖田 善光  静岡大学, 創造科学技術大学院, 助手 (60270310)
石川 哲也  神戸大学, 発達科学部, 教授 (60082989)
研究期間 (年度) 2005 – 2006
研究課題ステータス 完了 (2006年度)
配分額 *注記
2,700千円 (直接経費: 2,700千円)
2006年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
2005年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
キーワード食事制限 / 都市化
研究概要

ビタミンや無機質等の栄養素は必要量を保持し、摂取エネルギーを30-50%程度制限することにより、寿命延長、老化関連疾患の制御や、またそのメカニズムのひとつとされる酸化ストレスの抑制等の効果が、これまで主に動物実験において種々報告されている。摂取エネルギー制限は生体にとっては栄養ストレスとなるが、農業による安定的な食糧供給がなされず、狩猟採取が主な食料獲得手段であった時代には、少なからず経験した飢餓と類似した状態であるといえる。現代は都市化社会という人工環境下にあり、農業による食料生産、さらには食糧生産の一部に工業技術も組み込むことにより、食材を容易に得ることができるようになった。所謂「飽食」の時代といえる現代の環境下において食事制限を実施した場合、生体にみられる反応は現代の環境においても適応的であるのかどうか、明らかにする必要がある。さらに、高度技術社会から受けるストレスは、現代に生きるヒトにとって、そのメンタルヘルスに少なからず影響を与えている可能性がある。そこで本研究においては、都市化社会に生きるヒトに対して食事制限を行った影響を自律神経・精神機能から検討をすすめるものである。平成17年度はストレスの変化の指標として、唾液アミラーゼを予備的に測定して、手技の確立につとめた。これを受け、平成18年度は、食事前後において唾液アミラーゼを測定した。食事前後においてはあまり変化が認められなかった。また、朝食摂取の有無による唾液アミラーゼ値の違いがみられなかった。今後は、対象者数を増やして、より詳細に検討する必要性はあるものの、現代都市化社会においては、食事摂取の有無によるストレスよりも、テクノストレス等メンタルヘルス等のストレスが、より生体には大きな影響を与えるストレスである可能性が示唆された。

報告書

(2件)
  • 2006 実績報告書
  • 2005 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2006

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] パーソナルコンピュータによる悩電位マッピングソフトウェアの開発2006

    • 著者名/発表者名
      沖田 善光
    • 雑誌名

      医学と生物学 150・7

      ページ: 272-280

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書

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公開日: 2005-04-01   更新日: 2016-04-21  

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