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クルマエビ類微生物感染症に対するワクチンの開発

研究課題

研究課題/領域番号 17658085
研究種目

萌芽研究

配分区分補助金
研究分野 水産学一般
研究機関東京海洋大学

研究代表者

青木 宙  東京海洋大学, 海洋科学技術研究科, 教授 (00051805)

研究分担者 廣野 育生  東京海洋大学, 海洋科学技術研究科, 助教授 (00270926)
近藤 秀裕  東京海洋大学, 海洋科学技術研究科, 助手 (20314635)
研究期間 (年度) 2005 – 2006
研究課題ステータス 完了 (2006年度)
配分額 *注記
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2006年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
2005年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
キーワードクルマエビ / ホワイトスポット病ウィルス / DNAワクチン / マイクロアレイ / 遺伝子発現プロファイリング / ホワイトスポット病ウイルス
研究概要

平成18年度も引き続きクルマエビのホワイトスポット病ウイルス(WSV)の主要構成タンパク質であるVp28遺伝子をDNAワクチンとして用い、感染防御効果について検討した。DNAワクチンの陰性コントロール(対照群)として、ベクタープラスミドのみを用いた。DNAワクチンの試験はクルマエビ1尾あたり10μgのDNAワクチンを接種した。ワクチン接種後3日にWSVを用いた攻撃試験を実施した。DNAワクチン接種のクルマエビは対照群に対して高い感染防御効果を示した。感染防御効果は自然免疫を刺激して見られている可能性が考えられたことから、DNAウイルス感染モデルとなる人工2本鎖RNAのポリICおよびポリCGをクルマエビ1尾あたり10μg接種し、DNAワクチン試験と同様に感染実験を行った。陰性コントロールとしてリン酸緩衝液(PBS)を用いた。感染実験の結果、ポリCG接種試験区はポリIC接種試験区および陰性コントロール試験区に比べて高い感染防御効果を示した。これらのことから、クルマエビにおける感染防御は自然免疫が重要であること考えられた。さらに、2本鎖RNAのポリCGは感染防御効果を示したがポリICは陰性コントロールと感染防御効果に差が見られなかったことから、クルマエビはポリIcとポリCGを区別するレセプターもしくは病源微生物特異的パターン認識分子を有していると考えられた。これらの研究成果は、今後、クルマエビ類の微生物感染症を防御するためのワクチンおよびアジュバントの開発に役立てることが出来ると考えれた。

報告書

(2件)
  • 2006 実績報告書
  • 2005 実績報告書

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公開日: 2005-04-01   更新日: 2016-04-21  

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