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ニューロステロイドより読み解く魚類の性と性行動の可逆性を支配する脳機能研究

研究課題

研究課題/領域番号 17658090
研究種目

萌芽研究

配分区分補助金
研究分野 水産学一般
研究機関九州大学

研究代表者

松山 倫也  九州大学, 大学院農学研究院, 教授 (00183955)

研究分担者 山口 明彦  九州大学, 大学院農学研究院, 助手 (10332842)
研究期間 (年度) 2005 – 2006
研究課題ステータス 完了 (2006年度)
配分額 *注記
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2006年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
2005年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
キーワードニューロステロイド / ホシササノハベラ / 性転換 / 2次雄 / ステロイド受容体 / 攻撃行動
研究概要

ホシササノハベラは社会環境を調節することにより双方向への性転換(雌【double arrow】2次雄)が誘導でき,また,飼育水槽内で,雌雄間の産卵行動や雄間におけるなわばり行動が審易に観察されることから,本種は魚類の性行動におけるニューロステロイドの作用機構を解明するためのよいモデル動物となる,と考えられる。本研究では,社会行動と性転換におけるステロイドホルモンの機能を理解するために,エストロゲン受容体(ER)およびアンドロゲン受容体(AR)の遺伝子クローニングを行うとともに,メスと1次オスの各組織における発現をT-PCRにより解析した。卵巣および2次精巣からcDNAライブラリーを作成し,degenerateプライマーを用いたPCR法により各レセプター遺伝子の部分配列を得た。さらに3'-および5'-RACE法により全塩基配列を決定した。また,飼育下でメスから2次雄への性転換を誘導し,性転換の種々の過程にある個体から脳,脳下垂体,鰓,肝臓,腎臓,生殖腺,尾鰭を採取し,RT-PCR法により各レセプターmRNAの発現解析をおこなった。その結果,本種の生殖腺から3種類のER(ERα,ERβ1,ERβ2)と1種類のAR遺伝子がクローニングされた。それらはすべて,核内レセプターの特徴であるDNA結合領域とホルモン結合領域をもち,それぞれ623,556,676および757のアミノ酸をコードしていた。これらのmRNAは,種々の性転換過程にある個体において,生殖腺および脳のみならず他の組織においても発現していた。

報告書

(2件)
  • 2006 実績報告書
  • 2005 実績報告書

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公開日: 2005-04-01   更新日: 2016-04-21  

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