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昆虫直腸のアクアポリンをコントロールして昆虫に便秘を誘導させ害虫制御する試み

研究課題

研究課題/領域番号 17658154
研究種目

萌芽研究

配分区分補助金
研究分野 応用分子細胞生物学
研究機関鳥取大学

研究代表者

東 政明  鳥取大学, 農学部, 助教授 (20175871)

研究分担者 田中 浄  鳥取大学, 農学部, 教授 (50124350)
塩見 邦博  信州大学, 繊維学部, 助手 (70324241)
研究期間 (年度) 2005
研究課題ステータス 完了 (2005年度)
配分額 *注記
3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
2005年度: 3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
キーワードアクアポリン / 昆虫直腸 / 昆虫結腸 / マルピーギ管 / 水分リサイクル
研究概要

直腸での水分吸収に関わる水チャネル(アクアポリン:AQP)のはたらきを遺伝子レベルで増強すれば,直腸の管腔内の内容物は極端に固くなり,排泄不能(ヒトでいう便秘)になる結果,消化管系が閉塞状態に陥り,食下量も低下し,害虫による作物の摂食被害が軽減されると予想される。本研究では直腸のアクアポリンの遺伝子発現を調節することによって,新奇な害虫制御の方策を目指した基礎研究が可能であるかどうかを検証するために計画した。
本研究ではカイコをモデル実験系に用い,直腸のアクアポリン遺伝子として2つのcDNAクローンを特定した。そして,カイコの形質転換系を利用して直腸での水の過剰な再吸収が誘導できるかどうかをバキュロウイルスベクターへ直腸アクアポリンのcDNAを組み込んで検証したが,この1年間の研究では,明瞭な便秘の効果を個体レベルで確認することはできなかった。特定遺伝子を直腸にターゲッティングする方法を見いだすことが必要であると考えている。そのためにも直腸アクアポリンのゲノム解析も今後必要である。また,カイコのアクアポリンの機能解析の基礎的な研究も続けることも,個体全体での浸透圧調節・水分管理の観点から,急務であると考えている。

報告書

(1件)
  • 2005 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2005

すべて 雑誌論文 (1件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] Membrane-penetrating trehalase from silkworm Bombyx mori. Molecular clonig and locahzation in larval midget2005

    • 著者名/発表者名
      Mitsumasu, K., Azuma, M., Niimi, T., Yamashita, O., Yaginuma, T.
    • 雑誌名

      Insect Mol.Biol. 14・5

      ページ: 501-508

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書
  • [図書] 昆虫のくらしとアクアポリン,pp.63-71。佐々木成編著,みずみずしい体のしくみ-水の通り道「アクアポリン」の働きと病気-2005

    • 著者名/発表者名
      東 政明(分担執筆)
    • 総ページ数
      183
    • 出版者
      (株)クバプロ
    • 関連する報告書
      2005 実績報告書

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公開日: 2005-04-01   更新日: 2016-04-21  

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