研究課題/領域番号 |
17659042
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研究種目 |
萌芽研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
医療系薬学
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研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
千葉 寛 千葉大学, 大学院薬学研究院, 教授 (40159033)
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研究分担者 |
小林 カオル 千葉大学, 大学院薬学研究院, 助教授 (30255864)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2006
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研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
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配分額 *注記 |
3,100千円 (直接経費: 3,100千円)
2006年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
2005年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
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キーワード | スフェロイド培養 / CYP3A4 / PXR / rifampicin / HNF4α / CAR / HepG2 |
研究概要 |
スミロンセルタイトスフエロイドを用いてFLC4-BIOS-1細胞のスフェロイド培養をおこなうことによりCYP3A4 mRNA発現量およびその遺伝子発現に関与する肝転写因子のmRNA発現量に与える影響を検討した。その結果、スフェロイド培養を開始して7日目に回収したFLC4-BIOS-1細胞におけるCYP3A4のm RNAは、平面培養3日目における細胞と比較して明らかに高い発現量を示し、培養7日目におけるFLC4-BIOS-1細胞にrifampicinを曝露することによって、CYP3A4 mRNAの発現量はDMSOを曝露したときと比較して11500倍の高値を示すことが明らかとなった。一方、平面培養における細胞ではrifampicin曝露とDMSO曝露との間でCYP3A4 mRNAの発現に差は見られなかった。CYP3A4の発現に関わる転写因子及び核内受容体については、スフェロイド培養の7日目におけるFLC4-BIOS-1細胞では、平面培養3日目の細胞に対して、HNF4αは38倍、PXRは31倍高いmRNA発現量を示し、CARのmRNAはスフェロイド培養下における細胞でのみ発現が見られた。以上の結果より、スミロンセルタイトスフェロイドを用いて7日間FLC4-BIOS-1細胞をスフェロイド培養することで、CYP3A4mRNAが発現し、さらにrifampicinを曝露することによってCYP3A4mRNAが著しい高発現を示すことが明らかとなった。
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