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液中原子間力顕微鏡による分子間相互作用のイメージング

研究課題

研究課題/領域番号 17659052
研究種目

萌芽研究

配分区分補助金
研究分野 解剖学一般(含組織学・発生学)
研究機関新潟大学

研究代表者

星 治  新潟大学, 医歯学系, 助教授 (10303124)

研究分担者 牛木 辰男  新潟大学, 医歯学系, 教授 (40184999)
研究期間 (年度) 2005 – 2006
研究課題ステータス 完了 (2006年度)
配分額 *注記
3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
2006年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
2005年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
キーワード原子間力顕微鏡 / DNA / 制限酵素
研究概要

本研究の目標は、分子間相互作用の液中原子間力顕微鏡(Atomic Force Microscopy ; AFM)によるイメージングである。前年度得られた基礎データをもとに、本年度はまず、液中でのDNAそのもののイメージングに関する測定条件の検討を行った。
具体的には、劈開したマイカ上に付着させたDNAを液中でAFM観察するための最適な方法を検討した。はじめに、液中環境でもDNAがマイカから離れないようなマイカの表面処理を、マグネシウムイオン、ポリーL-リジン、スペルミジン、3-アミノプロピルトリエトキシシランなどを用いて比較したところ、ポリーL-リジンによる処理がDNAをもっとも安定的にマイカ上に付着することがわかった。またDNAはpUCI8DNA(2686 base-pairs)、pBluescriptII-(2959 base-pairs)、pBR322DNA(4361 base-pairs)をそれぞれ観察したが、その中で、pUC18DNAのイメージングが比較的良好であった。探針については、V字型、窒化シリコン製でバネ定数が0.32N/mのカンチレバーと、テトラヘドラル型、シリコン製でバネ定数が0.09N/mのカンチレバーを用い、測定方法はタッピングモードで観察した。Q値は1から3程度で、特にQコントロールを使用しなくてもイメージングは可能であった。
次に、Tris-HClバッファー(pH7.5)の中でpUCI8DNAを液中AFM観察した後、制限酵素(ScaI)を加えて反応を起こさせながら、引き続きイメージングを行った。DNAと制限酵素のそれぞれの局在がイメージングできたが、制限酵素の動きを追跡することはやや困難であった。DNAと制限酵素の濃度をさらに検討し、AFMの走査スピードを上げる工夫を加えれば、もっと詳細なイメージングが可能になると考えられた。

報告書

(2件)
  • 2006 実績報告書
  • 2005 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2005

すべて 雑誌論文 (2件)

  • [雑誌論文] 走査プローブ顕微鏡の生物学的応用2005

    • 著者名/発表者名
      牛木 辰男, 星 治
    • 雑誌名

      Electronchemistry 73、No.10

      ページ: 908-912

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書
  • [雑誌論文] 走査型プローブ顕微鏡による生体構造と機能のイメージング2005

    • 著者名/発表者名
      牛木 辰男, 星 治
    • 雑誌名

      応用物理 74巻・12号

      ページ: 1563-1568

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書

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公開日: 2005-04-01   更新日: 2016-04-21  

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