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カロリー制限により誘導される遺伝子発現情報に基づく健康長寿の分子基盤の解明

研究課題

研究課題/領域番号 17659088
研究種目

萌芽研究

配分区分補助金
研究分野 医化学一般
研究機関(財)岐阜県国際バイオ研究所

研究代表者

伊藤 雅史  (財)岐阜県国際バイオ研究所, 遺伝子治療研究部, 副部長 (80393114)

研究分担者 田中 雅嗣  東京都高齢者研究, 福祉振興財団・東京都老人総合研究所, 参事研究員 (60155166)
野澤 義則  (財)岐阜県国際バイオ研究所, 環境応答機能研究部, 所長・部長 (10021362)
本田 修二  東京都高齢者研究, 福祉振興財団・東京都老人総合研究所, 主任研究員 (40100127)
研究期間 (年度) 2005
研究課題ステータス 完了 (2005年度)
配分額 *注記
3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
2005年度: 3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
キーワードカロリー制限 / 健康長寿 / トランスクリプトーム / プロテオーム / SIRT1
研究概要

カロリー制限による酵母の寿命延長に、NAD依存症ヒストン脱アセチル化酵素Sir2が関与していることが明らかにされ、哺乳動物では、Sir2ホモログであるSIRT1が標的タンパク質の脱アセチル化を介してアポトーシスを抑制しストレス抵抗性を高めること等が示された。一方で、SIRT1の過剰発現がポリグルタミン凝集による神経細胞死を抑制すること、カロリー制限によりSIRT1の発現レベルが増加することが報告された。
本研究では、細胞・組織レベルで、カロリー制限・SIRT1により誘導される遺伝子の発現変化を、Affymetrix社のGeneChipを用いた網羅的解析により検討した。
(1)生後1ヶ月から3ヶ月間カロリー制限(EODF;every other day feeding)を行ったマウスの脳では、heat shock protein等の遺伝子発現が増加していたが、SIRT1遺伝子の発現量に変化は認められず、通常のカロリー制限と異なり、EODFではSIRT1の誘導発現は起こらないものと考えられた。
(2)ヒト正常・変異(脱アセチル化能欠損)SIRT1を誘導的に発現するマウスNIH3T3繊維芽細胞を用いた解析では、正常SIRT1で誘導されるが変異SIRT1では誘導されない遺伝子として、シグナル伝達に関与する遺伝子が多く同定された。
(3)SIRT1をsiRNAによりノックダウンしたPC12褐色細胞腫細胞を用いた解析においても、シグナル伝達に関与する遺伝子およびそれらの標的遺伝子の発現が主に変化していた。
現在、それぞれの遺伝子の発現変化を定量的RT-PCR・ウェスタンブロット解析で確認するとともにプロテオーム解析を行っており、これらのプロファイリングデータからカロリー制限・SIRT1により誘導される遺伝子・タンパクさらには細胞応答を明らかにすることができる。

報告書

(1件)
  • 2005 実績報告書

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公開日: 2005-04-01   更新日: 2016-04-21  

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