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インターロイキン21とその受容体発現に対するエピジェネティックな制御系の解析

研究課題

研究課題/領域番号 17659139
研究種目

萌芽研究

配分区分補助金
研究分野 免疫学
研究機関山形大学

研究代表者

浅尾 裕信  山形大学, 医学部, 教授 (80250744)

研究分担者 奈良 英利  山形大学, 医学部, 助手 (00375338)
研究期間 (年度) 2005 – 2006
研究課題ステータス 完了 (2006年度)
配分額 *注記
2,800千円 (直接経費: 2,800千円)
2006年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2005年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
キーワードエピジェネティクス / サイトカイン / 自己免疫疾患
研究概要

IL-21は多様な生物活性を示すサイトカインであるが、発現制御機構に関しては不明である。自己免疫性糖尿病を発症するNODマウスではIL-21の産生亢進が自己反応性T細胞の増殖に寄与する可能性が報告された。本研究ではNODマウスでのIL-21遺伝子の発現制御機構、特にDNAメチル化によるエピジェネティックな制御系について解析した。
1.初めに、DNAメチル化阻害剤5-アザシチジン(5-aza-C)を用いて、IL-21発現に対する影響を調べた。PMAとionomycine刺激マウスTリンパ腫RL♂1に5-aza-Cを添加したところ、IL-21の発現が亢進した。一般に転写制御領域のDNAメチル化によりサイトカイン産生は抑制されるが、IL-21においてもその発現がDNAメチル化により抑制されていることが明らかとなった。
2.IL-21遺伝子プロモーター領域のCpGモチーフDNAメチル化の解析:bisulfite処理法によりNODマウスとC57BL/6マウスのT細胞ゲノムDNAのCpGモチーフメチル化を解析した。C57BL/6マウスと比べ、いくつかのCpGモチーフがNODマウスではメチル化されていないことが判明した。それぞれのIL-21遺伝子のプロモーター領域の塩基配列を解読したところ、このメチル化パターンの相違の多くはCpG部分のSNPが原因であることが判明した。
3.IL-21転写活性化に及ぼすCpGメチル化の解析:それぞれのマウスのIL-21遺伝子プロモーター領域をレポータープラスミドにクローニングした。in vitroでCpGメチル化したレポータープラスミドをマウスT細胞株に導入し、PMAとIonomycinで刺激し転写活性化を解析した結果、NODマウス由来のレポーター遺伝子活性化がC57BL/6マウス由来のものよりやや高くなる傾向はみられたが、明らかな差異は認められなかった。

報告書

(2件)
  • 2006 実績報告書
  • 2005 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて 2007 2006 2005

すべて 雑誌論文 (4件)

  • [雑誌論文] Elevated oxidative stress in erythrocytes due to a SODI deficiency causes anaemia and triggers autoantibody production.2007

    • 著者名/発表者名
      Iuchi Y
    • 雑誌名

      Biochem.J. 402

      ページ: 19-27

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書
  • [雑誌論文] The role of G-protein-coupled receptor kinase 5 in pathogenesis of sporadic Parkinson's disease.2006

    • 著者名/発表者名
      Arawaka S
    • 雑誌名

      J Neurosci. 26

      ページ: 9227-9238

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書
  • [雑誌論文] Hrs, a mammalian master molecule in vesicular transport and protein-sorting, suppresses the degradation of ESCRT proteins STAM1 and STAM2.2005

    • 著者名/発表者名
      Kobayashi H
    • 雑誌名

      J Biol Chem. 280

      ページ: 10468-10477

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書
  • [雑誌論文] Novel polymorphism of the canine dopamine receptor D4 gene intron II region.2005

    • 著者名/発表者名
      Nara H
    • 雑誌名

      Anim. Sci. J. 76

      ページ: 81-86

    • NAID

      10017100281

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書

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公開日: 2005-04-01   更新日: 2016-04-21  

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