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トランスポゾンを用いた結核菌由来新規免疫誘導遺伝子の同定

研究課題

研究課題/領域番号 17659145
研究種目

萌芽研究

配分区分補助金
研究分野 免疫学
研究機関国立感染症研究所

研究代表者

竹森 利忠  国立感染症研究所, 免疫部, 部長 (60114295)

研究分担者 阿戸 学  国立感染症研究所, 免疫部, 研究員 (20392318)
渡邉 治雄  国立感染症研究所, 細菌第一部, 部長 (70142130)
大西 真  国立感染症研究所, 細菌第一部, 室長 (10233214)
研究期間 (年度) 2005
研究課題ステータス 完了 (2005年度)
配分額 *注記
3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
2005年度: 3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
キーワード免疫学 / 感染症 / 抗酸菌
研究概要

結核菌による感染やBCG接種は、死菌や菌構成成分の投与と比較して強力で、かつ長期にわたる免疫応答を宿主に引き起こす。生菌による免疫誘導は、宿主内に侵入した生菌の遺伝子発現に依存するものと考えられるが、未だその分子機構は不明である。本研究は、挿入配列として既知のマウスT細胞特異的抗原ペプチドをコードするトランスポゾンを挿入した非結核抗酸菌Mycobacterium fortuitum変異株をスクリーニングし、最終的には宿主免疫応答を促進するのに必要な結核菌遺伝子を同定することを目的とした。
ハイスループットを実現するためには、多数のマウスCD8陽性T細胞特異的抗原ペプチドを必要とする。このため、1)抗原に対するT細胞交差反応がなく、2)抗原間の競合が起こらず、3)特異的免疫反応がほぼ同程度に誘導され、4)DNA配列間においても特異性を維持する、ペプチド群のデータベースを作成した。対象とされるペプチドをM.fortuitumのコドン読み枠に変換したDNA(tag)を含むトランスポゾン配列を抗酸菌で分泌させるため、Ag85BシグナルペプチドをコードするDNAとともに大腸菌-抗酸菌シャトルベクターpMV261に挿入し、大腸菌内で増殖させた後、精製した。
今後、異なるペプチドを発現するM.fortuitum変異株ライブラリーを作製、プールしマウスに感染させる。個々の変異株の感染が成立しているか否かは、tagを検出することにより評価する。さらに、ペプチド特異免疫を誘導して変異株を宿主より排除させ、この効果をtagの検出で評価し、宿主免疫誘導に障害を持つ変異株のトランスポゾン挿入部位を同定することによって、宿主免疫を修飾する新規抗酸菌遺伝子を同定する予定である。

報告書

(1件)
  • 2005 実績報告書

URL: 

公開日: 2005-04-01   更新日: 2016-04-21  

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