研究課題/領域番号 |
17659147
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研究種目 |
萌芽研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
医療社会学
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
松崎 一葉 筑波大学, 大学院人間総合科学研究科, 助教授 (10229453)
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研究分担者 |
笹原 信一朗 筑波大学, 大学院人間総合科学研究科, 講師 (10375496)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2006
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研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
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配分額 *注記 |
3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
2006年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2005年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
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キーワード | CSR(企業社会責任) / 労働安全衛生 / CSRレポート / 職業災害 / メンタルヘルス / 労働安全衛生マネジメント / CSR(企業社会的責任) |
研究概要 |
CSRと従業員の労働安全衛生に対する日本企業の意識を調査する目的で、2005年9月1日時点で東京証券取引所第一部と第二部に上場していた企業160社を対象として、2003年度、2004年度、2005年度の「CSRにかかわる報告書」を調査、解析した。 具体的には「CSRにかかわる報告書」内の労働安全衛生に関する記載頻度、労働安全衛生に関する20項目のキーワードについて出現頻度をカウントし、年度ごとの傾向を調査した。個別のキーワードでほ「メンタルヘルス」「労働安全衛生委員会」の記載頻度がどの年度においても高かった。さらに3年連続して「CSRにかかわる報告書」の返送があった企業58社を対象とし、労働安全衛生に関する記載頻度と代表的な3つのキーワードにおける出現頻度の経年変化を調査した。その結果、全体として「CSRにかかわる報告書」のうち労働安全衛生に関する記載の見られた頻度およびキーワードめうち「メンタルヘルス」、「労働安全衛生委員会」において記載頻度が経年的に増加していることが明らかになった。これらの知見は、日本企業が徐々にCSRの重要な構成要素である従業員の労働安全衛生を重要視しつつあることを示唆すると考えられた。今後さらに日本企業のCSRレポートを解析することで、労働安全衛生に対する社会および企業の関心と、労働安全衛生のどの分野が重視されているかがどのように経年的に変化していくかを推察しうると考えられた。
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