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自然排出便中からの大腸がん細胞の分離法の開発とその大腸がん遺伝子診断への応用

研究課題

研究課題/領域番号 17659172
研究種目

萌芽研究

配分区分補助金
研究分野 病態検査学
研究機関国立がんセンター(研究所及び東病院臨床開発センター)

研究代表者

松村 保広  国立がんセンター(研究所及び東病院臨床開発センター), がん治療開発部), 部長 (90209619)

研究期間 (年度) 2005 – 2006
研究課題ステータス 完了 (2006年度)
配分額 *注記
2,700千円 (直接経費: 2,700千円)
2006年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
2005年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
キーワード大腸がん / スクリーニング / 便潜血反応 / 遺伝子診断 / イムノビーズ
研究概要

本研究の目的は、新しい大腸がんスクリーニング検査の開発である。確立した基本手法は、手作業の工程を多く残している。また、分離した微量の細胞を高感度で検出するがん細胞同定技術の確立が課題である。いままで、便中の細胞の分離から検出までの一連の検査工程について、簡便かつ高感度な検査プロトコールの構築を行ってきた。
本年度は、これまでの試作機をベースとして、自然排出便から便を必要量採取し、簡便に処理するための研究開発を行った。このなかで、便中細胞分離のための処理に関しては、現行の方法で採用しているDynal社のEp-CAMに対するイムノビーズが高額であることと、より回収効率を高めるために、JSR株式会社と協力して、新たなイムノビーズの開発を行った。ビーズの至適サイズの決定に際しては、3μmと4.9μmと5.3μmと5.9μmの4種のサイズのビーズを作製した。付加した抗体はEp-CAMに対する抗体であるが、Ber-EP4-クローンVU-1D9クローンと、M1-8クローンとM6-35クローンの4種について評価した。評価方法は大腸がん細胞株HT-29細胞を一定量便に加え、現在までに確立した細胞分離工程のうち、イムノビーズの部分だけを変えて、細胞回収率を比較することで評価した。その結果、サイズに関しては4.9μmサイズのビーズが便からの細胞回収率が高かった。抗体に関しては、M6-35がもっともすぐれていた。今後、さらに大腸がん親和性の高いモノクローナル抗体の作製を含めて、新しい強力ないむのビーズを開発する予定である。

報告書

(2件)
  • 2006 実績報告書
  • 2005 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2005

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] A new methodology for isolating colonocytes from naturally evacuated feces and its clinical application to colorectal cancer diagnosis.2005

    • 著者名/発表者名
      H Matushita, Y Matsumura et al.
    • 雑誌名

      Gastroenterology 129

      ページ: 1918-1927

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書

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公開日: 2005-04-01   更新日: 2016-04-21  

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