研究課題/領域番号 |
17659180
|
研究種目 |
萌芽研究
|
配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
衛生学
|
研究機関 | 北里大学 |
研究代表者 |
相澤 好治 北里大学, 医学部, 教授 (10124926)
|
研究分担者 |
角田 正史 北里大学, 医学部, 准教授 (00271221)
渡邊 光康 北里大学, 医学部, 講師 (50327342)
工藤 雄一朗 北里大学, 医学部, 講師 (60348505)
|
研究期間 (年度) |
2005 – 2007
|
研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
|
配分額 *注記 |
3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
2007年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2006年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2005年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
|
キーワード | ES細胞 / マクロファージ / 培養細胞 / マウスES細胞 / 肺胞マクロファージ / 細胞磁界測定 / 細胞骨格 |
研究概要 |
【目的】マウスのES細胞株であるCMTI-1(129SVマウス由来)を用いて、胚様体形成法を用いて、マクロファージへ分化誘導し、毒性学試験に使用できるかを検討した。 【方法】前日にゼラチンコーディングされた60mmの培養皿にフィーダー細胞を1x10^6個まき、十分にピペティングを行いシングルセルにした上で、ES細胞を播いた(5x10^5個)。37℃、5%CO_2の条件下でleukemia inhibitory factor(LIF)を含んだDulbecco's modified Eagle medium(DMEM)で培養し、最初は毎日培地を交換して、3日ごとに継代した。5代継代の後、Lindmark, et. al.(2004)の研究を元に、マクロファージへの分化誘導を試みた。ES細胞をLIFを含んでいないIscove modified Dulbecco's media(IMDM)で3時間培養し、トリプシンで単離した後に、1x10^4個にして更に培養しEB細胞にし、11日後にInterleukin 3(IL-3)及びmacrophage colony stimulating factor(M-CSF),ヒトインスリン、IL-1βを含んだIscove modified Dulbecco's media(IMDM)で10日間培養し、マクロファージに分化させた。培養プレートに付着した細胞をマクロファージとして分離した。 【結果】付着した細胞がごく一部で、フィーダー細胞との分離も難しく、毒性試験に供するほど、十分なマクロファージは得られなかった。 【考察】既存のマクロファージ系培養細胞(J774.1細胞、RAW264.7細胞)では簡便に安価に毒性試験が実施でき、ES細胞からマクロファージを分化誘導する意義は現時点では大きくないと考える。
|