研究課題/領域番号 |
17659181
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研究種目 |
萌芽研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
衛生学
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研究機関 | 宮城県立がんセンター(研究所) |
研究代表者 |
和田 正 宮城県立がんセンター(研究所), 生化学部, 上席主任研究員 (50390894)
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研究分担者 |
秦 敬子 宮城県立がんセンター(研究所), 生化学部, 共同研究員 (60390895)
佐藤 郁郎 宮城県立がんセンター(研究所), 病理学部, 総括研究員 (50225918)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
2,600千円 (直接経費: 2,600千円)
2007年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2006年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2005年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
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キーワード | 癌 / 酵素 / シアリダーゼ / 糖鎖 / 遺伝子 / 癌診断 / トランスレーショナルリサーチ / 医療・福祉 / シアル酸 |
研究概要 |
前立腺癌の一次検診として、現在、血清PSA(前立腺特異抗原)値によるスクリーニングが実施されている。しかし、PSA値は必ずしも癌に特異的ではない為、偽陰性あるいは偽陽性を示すことがあり、より正確な前立腺癌の鑑別診断法が望まれている。 本研究では、我々が研究を進めてきた形質膜シアリダーゼ遺伝子を利用し、癌診断の向上をめざした。我々はこれまで、シアリダーゼ遺伝子(NEU3)の単離およびモノクロナール抗体の作成に世界で初めて成功したので、これをツールとして、癌組織の免疫染色や癌患者血清のシアリダーゼ定量を試みた。 前立腺癌を疑われた患者から針生検により採取した前立腺組織、および前立腺癌患者の手術摘出標本について、mRNAレベルを解析すると、癌部では非癌部に比べて、有意にNEU3レベルが上昇していた。また、シアリダーゼモノクロナール抗体による免疫組織染色を行うと、癌組織ではグリソンスコアに比例する形で悪性度が高いほど強陽性に染色された。そこで、患者血清中にNEU3蛋白が検出されるかどうかを調べるため、ELISA法を開発した。患者血清においては健常者血清に比べて、高値を示した。今後は癌患者血清中のシアリダーゼ蛋白の同定を行い、ELISA法の検出感度の向上を試みて、癌診断への応用を図りたい。
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