研究課題/領域番号 |
17659191
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研究種目 |
萌芽研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
公衆衛生学・健康科学
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研究機関 | 千葉県衛生研究所 |
研究代表者 |
柳堀 朗子 千葉県衛生研究所, 健康疫学研究室, 特別研究員 (50251228)
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研究分担者 |
茂野 誠一 千葉県衛生研究所, 健康疫学研究室, 上席研究員 (00392283)
一戸 貞人 千葉県衛生研究所, 健康疫学研究室, 室長 (60213005)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
2,800千円 (直接経費: 2,800千円)
2007年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2006年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2005年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
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キーワード | 運動継続 / メールマガジン / 高齢者 / IT / 健康づくり / 運動継続支援 |
研究概要 |
高齢者体力づくりプログラムへのIT活用が運動の継続に及ぼす効果を、1)メールマガジンによる運動継続支援、2)メールマガジンに参加者からのメールの回覧を加えた運動継続支援により検討した。1)メールマガジンによる運動継続支援:N市で実施している健康づくり教室参加者(平成16年度からの継続者53名、平成17年度の新規参加者47名)に対し、月3回のメールによる継続支援を平成18年1月〜19年11月まで実施した。最終アンケート協力者は32名であり、メールマガジンに対して運動継続に役立った71.9%、仲間がいるように感じた65.7%、電話の方が良い14.7%、郵便が良い23.5%、メーリングリストが良い43.7%、返信したら個人に返事が来ると良い69.7%であり、メールを使った運動継続支援について肯定的な回答が得られた。2)メール回覧も加えた運動継続支援:A市の参加者は51名が研究に参加し、研究者が発行するメールマガジン(月3回)と参加者からの投稿メールを回覧するメール回覧を組み合わせ、平成18年10月〜1月:メール回覧とメールマガジン配信を行い、2月〜4月:メール回覧を中止、5月〜8月:回覧再開、9月〜11月は教室終了後も回覧継続という方法で、メール回覧の効果を検討した。最終アンケートには39名の回答があり、メ-ルが運動継続に役立った50%、みんなの様子が知りたい61%、メールマガは継続に役立たない8.5%など、メールが運動継続に何らかの効果があることが伺われた。特定保健指導の積極的支援では個別にメール等を使った支援(支援B)を行うことが義務付けられているが、本研究から、メールマガジンやメール回覧という一斉送信メールであってもメールは運動継続支援ツールとして有効であることが示唆された。個別対応としては、質問に対しての回答が得られるしくみを望む声が多かった。
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