研究課題/領域番号 |
17659218
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研究種目 |
萌芽研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
消化器内科学
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研究機関 | 札幌医科大学 |
研究代表者 |
佐々木 茂 札幌医大, 医学部, 助手 (10305229)
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研究分担者 |
山本 博幸 札幌医科大学, 医学部, 助手 (40332910)
今井 浩三 札幌医科大学, 学長 (60117603)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2006
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研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
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配分額 *注記 |
2,600千円 (直接経費: 2,600千円)
2006年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2005年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
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キーワード | 肝癌 / インターフェロン / FGFR-1 / 抗体 / 治療 |
研究概要 |
進行肝癌に対する治療として、IFNα/β併用5FU動脈内注入療法に加え、IFNα/βによる過剰発現を確認したfibroblast growth factor receptor-1(以下FGFR-1)に対するヒト抗体を併用し、これまでの抗癌剤を主体とした化学療法ではなく、それらの生物活性物質を主体とした治療法の検討を行い、進行肝癌に対する全く新しい治療法を確立することを目的とした。 本年度はこのうち特に、抗FGFR-1抗体の作成を行った。以下にその概要を示す。 1.FGFR-1のクローニング HepG2細胞からhuman FGFR-1をmammalian発現ベクターにクローニングした。 2.安定発現株作成 NIH-3T3細胞にhuman FGFR-1を遺伝子導入し安定発現株を作製した。 3.免疫 human FGFR-1/NIH-3T3安定株をBALB/cマウスに腹腔内投与し免疫を行った。 4.細胞融合 血清中で力価上昇の認められたマウス脾臓を摘出し、脾臓細胞を抽出し骨髄腫細胞と細胞融合を行った。 5.抗体スクリーニング 融合細胞の培養上清でCell ELISA、FACSを行い、FGFR-1に特異的に反応するクローンを採取し、さらにサブクローニングを繰り返した。 6.抗腫瘍効果の検討 確立した抗FGFR-1マウス抗体を用い、肝癌細胞株に対して、その抗腫瘍能・抗増殖能・抗転移能の検索を行った。 現在、本抗体のヒト化を行っている。
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