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循環系のオーファン受容体を特異的に細胞内移行させる未知の生理活性ペプチドの探索

研究課題

研究課題/領域番号 17659234
研究種目

萌芽研究

配分区分補助金
研究分野 循環器内科学
研究機関宮崎大学

研究代表者

桑迫 健二  宮崎大学, フロンティア科学実験総合センター, 准教授 (20381098)

研究分担者 北村 和雄  宮崎大学, 医学部, 教授 (50204912)
研究期間 (年度) 2005 – 2007
研究課題ステータス 完了 (2007年度)
配分額 *注記
3,100千円 (直接経費: 3,100千円)
2007年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2006年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2005年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
キーワード新規ペプチド / オーファン受容体 / 安定発現系 / 細胞内移行 / FACS解析 / orphan受容体 / 生理活性ペプチド / 遺伝子構築 / 新規アッセイ法
研究概要

G蛋白共役型受容体(GPCR)の多くが、特異的なリガンドの結合により速やかに細胞内移行(インターナリゼーション)する。これまで、種々の培養細胞(HEK-293細胞やCHO細胞)に安定発現させたオーファン受容体(リガンドが未定の受容体の総称)の細胞内セカンドメッセンジャー(cAMPやCa^<2+>)を標的に未知の生理活性物質がいくつも同定されてきたが受容体の細胞内移行を標的にして成功した例は皆無である。
今回、循環系の臓器(ブタの左心房、左心室、肺、腎臓、副腎)の抽出液を可能な限り大量に獲得し、濃縮した。その一部を酸化に十分注意(ペプチドのCYs-Cys開裂を防止)しながら凍結乾燥して細胞培養用の培地(サンプル中のペプチドの吸着を防ぐため含有BSAの濃度を1%に増加した)に再溶解し、サンプルを調整した。一方、2種の安定発現系(class Bのヒトオーファン受容体2種)のクローンのうち、FACS解析で細胞膜発現の最も低いものを選定し直し、前述のサンプルを個別に添加したが、蛍光顕微鏡とFACS解析でリガンド依存性の細胞内移行を確認することが出来なかった。我々が樹立したアドレノメデュリン(AM)受容体サブタイプの安定発現系(Kuwasako, et. al. J. Biol. Chem. 2000)に、高濃度のAMが存在するブタ副腎の抽出液を添加したところ、いずれの受容体サブタイプも迅速に細胞内移行したことから、方法論やアッセイの手順に問題はなかったと思われる。種々の条件検討を十分に行った結果、class Bの別のオーファン受容体を用いるのが最適と考え、現在、検討し直している。

報告書

(3件)
  • 2007 実績報告書
  • 2006 実績報告書
  • 2005 実績報告書

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公開日: 2005-04-01   更新日: 2016-04-21  

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