• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

3次元CTによる気腫・気道病変の評価と慢性閉塞性肺疾患病態解析への応用

研究課題

研究課題/領域番号 17659242
研究種目

萌芽研究

配分区分補助金
研究分野 呼吸器内科学
研究機関北海道大学

研究代表者

西村 正治  北海道大学, 大学院医学研究科, 教授 (00208224)

研究分担者 南須原 康行  北海道大学病院, 講師 (30322811)
小野寺 裕也  北海道大学病院, 講師 (10272064)
研究期間 (年度) 2005 – 2006
研究課題ステータス 完了 (2006年度)
配分額 *注記
3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
2006年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
2005年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
キーワードCOPD / 慢性閉塞性肺疾患 / CT / 3次元 / 気道病変 / 気流制限 / 画像解析 / 閉塞性換気障害
研究概要

今年度は、3次元画像解析を用いて、以下の3つの検討を行い結果を得た。1)以前から検討してきた右上葉肺尖枝B1と下葉前下行枝B8の2本の気管支に加えて、各部位より複数の枝(上葉3本、中葉2本、下葉3本)を測定し、COPD患者における気道病変の均一性の検討を行った。測定評価については、昨年度と同様に3次から6次分枝にかけて中枢から末梢にかけて気道の壁面積比(WA%)を検討した。多くの気管支を調べた結果、末梢の6次では中枢の3次に比べてlobeによるばらつきが少なく、我々が今まで検討していたB1,8の2本が特に末梢の6次に関しては他の気管支の6次の病変を十分に反映しているものと考えられた。2)-950HUを閾値にして気腫病変を立体的に定量評価し、さらに気腫病変を上肺、中肺、下肺と分割することにより、COPDにおける局所における気腫病変と気流制限および気道病変の関係について検討を行った。気流制限の程度は、上肺の気腫とは全く相関は見られなかったが、下肺の気腫とは強い相関が見られた。一方、上肺の気腫は同じく上肺の気道病変とは相関が見られなかったが、下肺の気腫と下肺の末梢気道病変に相関が見られ、下肺の気腫病変の進展と末梢気道病変の進行は、パラレルに進むことが考えられた。3)COPDにおける、気管支拡張薬(チオトロピウム)の気道への影響を3次元画像解析にて検討した。吸入による気流制限の改善の程度は、全体として気道内腔面積の改善の程度と相関し、その関係は3次、4次よりも5次、6次といったより末梢の気道内腔面積の改善と強い相関が見られた。

報告書

(2件)
  • 2006 実績報告書
  • 2005 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2007 2006

すべて 雑誌論文 (2件)

  • [雑誌論文] Characterization of phenotypes based on severity of emphysema in chronic obstructive pulmonary disease2007

    • 著者名/発表者名
      Makita H., et al.
    • 雑誌名

      Thorax (in press)

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書
  • [雑誌論文] Airflow Limitation and Airway Dimensions in Chronic Obstructive Pulmonary Disease2006

    • 著者名/発表者名
      Hasegawa M., et al.
    • 雑誌名

      Am J Respir Crit Care Med In press

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書

URL: 

公開日: 2005-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi