研究課題/領域番号 |
17659273
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研究種目 |
萌芽研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
代謝学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
浅野 知一郎 東京大学, 大学院・医学系研究科, 助教授 (70242063)
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研究分担者 |
内島 泰信 東京大学, 大学院・医学系研究科, 助手 (90272426)
迫田 秀之 東京大学, 医学部附属病院内科, 助手 (50376464)
藤城 緑 東京大学, 医学部附属病院内科, 医員 (50420211)
庄嶋 伸浩 東京大学, 医学部附属病院内科, 医員
櫛山 暁史 東京大学, 医学部附属病院内科, 医員
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研究期間 (年度) |
2005
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研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
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配分額 *注記 |
3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
2005年度: 3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
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キーワード | インスリン / 脂肪細胞 / 糖代謝 / グルコーストランスポーター / 糖の取り込み |
研究概要 |
GLUT4、LDL受容体、インスリン受容体含有小胞特異的蛋白の構造及び機能の解析 GLUT1及びGLUT4のC末端にMEFタグを取り付けた蛋白をコードするcDNAを作成し、これらを発現するアデノウイルスを作製した。これを3T3-L1脂肪細胞や培養筋肉細胞に発現させ、MEFタグによって、高純度の蛋白含有小胞を精製する計画であったが、局所へのアデノウイルス注入で、高い効率での発現が容易には得られなかった。そこで、LacZのアデノウイルスを用い、多くの条件で検討することによって、副睾丸上脂肪組織全体に高い効率で発現させる条件を樹立できた。これから、GLUT1及びGLUT4を脂肪組織に発現させる検討を行う段階である。GLUT1とGLUT4が細胞内で際だって異なる分布を示すことから、脂肪細胞から特異的な含有小胞を分離できれば、有望な計画である。この困難点は、脂肪細胞に高い効率で発現させることである。我々は、この困難を克服するために、LacZのアデノウイルスを多くの条件でマウス脂肪組織に導入し、ついに、副睾丸上脂肪組織全体に比較的高い発現を得る条件設定を得た。 しかし、1年間という短い期間にしては、研究は進展し、これからの成果が楽しみな状況になっており、今後も最善の努力を行っていきたいと考えている。
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