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新しい融合パートナーSPYMEGを用いるヒト抗血小板抗体産生ハイブドーマの作製

研究課題

研究課題/領域番号 17659297
研究種目

萌芽研究

配分区分補助金
研究分野 血液内科学
研究機関奥羽大学

研究代表者

山本 正雅  奥羽大学, 薬学部, 助教授 (50150884)

研究分担者 兼田 瑞穂  東京都臨床医学総合研究所, 研究員 (50113494)
前田 美穂  日本医科大学, 小児科, 教授 (90173715)
研究期間 (年度) 2005 – 2006
研究課題ステータス 完了 (2006年度)
配分額 *注記
3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
2006年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2005年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
キーワードSPYMEG / モノクローナル抗体 / インフルエンザ抗体 / 血小板 / GPIIb / IIIa複合体 / ハイブリドーマ / 融合 / IgG / パートナー細胞 / ヒト抗体 / 自己免疫疾患 / 血小板減少性紫斑病 / 前骨髄巨核芽球 / MEG-01
研究概要

フュージョンパートナー細胞SPYMEGを用いてヒトのモノクローナル抗体が作製できるか否かを検討した。健常人の末梢血よりリンパ球を得てSPYMEGとPEG法を用いて融合させ、HAT存在下にてハイブリドーマ細胞を培養した。融合細胞を768ウエルに播種したところ、コロニー形成率は平均28%(2回の融合)であった。IgG産生能をサンドイッチELISAにて測定した結果、コロニーが形成されたウエル中27%で陽性であった。これは既報のパートナー細胞Karpasを用いた成績に極めて近い値であった。ヒトのIgGを産生している細胞を限界希釈し単クローンにし、IgGを精製したところ、H-鎖、L-鎖ともに発現しており、完全なIgGが合成されていることが分った。抗体産生能はハイブリドーマに依存するがよく産生するクローンで2〜10μg/ml程度であった。ハイブリドーマはセルバンカーを用いて1ヶ月凍結保存し、その後再び培養を再開しても抗体産生能は凍結前に比べ変化はなかった。この結果から、かなり安定したヒトのモノクローナル抗体が作製できることが明らかになった。そこで、ヒトの特異的モノクローナル抗体を作製するために、ヒトに投与できる抗原としてインフルエンザワクチンを用いた。インフルエンザワクチン投与した場合、投与後1ヶ月以内に末梢血リンパ球を得てSPYMEGと融合させ、HAT存在下にてハイブリドーマ細胞を培養した。またインフルエンザに自然感染した健常人についても検討した。融合細胞を384ウエルに播種し、インフルエンザワクチン抗原AとBの混合液ををELISAプレートにコートし、スクリーニングを行なった。その結果、自然感染の健常人からのリンパ球を用いたときインフルエンザ抗原に陽性に反応するモノクローナル抗体が14クローンが陽性であり、最終的に2クローンが得られた。インフルエンザワクチンを投与したとき、121クローンが陽性であった。このうち最終的に12クローンが得られた。同手法を用いて、血小板のGPIIb/IIIa複合体に対する抗体を産生している自己免疫疾患患者から抗体の作製を行なった。その結果、2クローンが健常人の血小板に反応しIIb/IIIaを免疫沈降してくることがわかった。これらの結果から、SPYMEGはヒトのモノクローナル抗体の作製が可能でり、臨床と基礎医学研究に役立つと考えられた。

報告書

(2件)
  • 2006 実績報告書
  • 2005 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2007 2006

すべて 産業財産権 (2件)

  • [産業財産権] 融合パートナー細胞2007

    • 発明者名
      山本 正雅, 兼田 瑞穂
    • 権利者名
      株式会社医学生物学研究所, 山本 正雅
    • 出願年月日
      2007-04-13
    • 関連する報告書
      2006 実績報告書
  • [産業財産権] 融合パートナー細胞2006

    • 発明者名
      山本 正雅, 兼田 瑞穂
    • 権利者名
      株式会社医学生物学研究所, 山本 正雅
    • 出願年月日
      2006-04-26
    • 関連する報告書
      2006 実績報告書

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公開日: 2005-04-01   更新日: 2016-04-21  

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