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プロテオーム解析法を用いた川崎病患者における病因蛋白質の網羅的解析

研究課題

研究課題/領域番号 17659319
研究種目

萌芽研究

配分区分補助金
研究分野 小児科学
研究機関横浜市立大学

研究代表者

横田 俊平  横浜市立大学, 医学研究科, 教授 (10158363)

研究分担者 森 雅亮  横浜市立大学, 医学部, 準教授 (30254204)
今川 智之  横浜市立大学, 附属病院, 準教授 (20336548)
研究期間 (年度) 2005 – 2006
研究課題ステータス 完了 (2006年度)
配分額 *注記
3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
2006年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2005年度: 2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
キーワード川崎病 / 病因蛋白質 / プロテオーム / 治療前後 / IL-6 / 抗IL-6レセプター抗体 / プロテオーム解析法 / DNAチップ / 原因検索 / ケモカイン / Th1 / Th2バランス
研究概要

本研究の目的は、急性期および回復期の川崎病患者の血清蛋白をブロテオーム法により網羅的に解析し、川崎病患者でみられる疾患特異的蛋白質を同定することで、川崎病の成因を最近開発され実用化された最新のアプローチ法で模索することにあった。本研究では、2D-DIGE(蛍光標識二次元ディファレンシャルゲル電気泳動)法、iTRAQ(Isotope Tag for Relative and AbsoluteQuantitation)法の2つの方法によって川崎病患者の血清、血漿中で変動する多数のタンバク質を検出、同定できた。これらのうち、血管新生制御因子(色素上皮由来因子、アンジオテンシン、トロンボスポンジン)や血栓形成制御因子(ヘパリンコファクター2、ヒスチジン・リッチ・グリコプロテイン)などは川崎病の後遺症とされる冠動脈瘤の形成に関与している可能性が考えられる。
具体的に行った解析は以下の通りである。
(1)プロテオーム解析による川崎病患者末梢白血球および血清中の疾患特異的蛋白の同定(昨年度からの継続)
・患者血球および血清中蛋白質の分離精製、LC-MS/MS法による蛋白質の同定:得られたペプチドの質量および部分配列情報をデータベースで探索してゲル上に表出した蛋白質を同定した。
・疾患特異的蛋白質情報のデータベース化:得られた遺伝子情報および機能に関する情報をデータベース化することに努めた。
(2)大量ガンマグロブリン治療(IVGG)反応性の予測および無効例に対する高次治療の指標の確立:
・同定し得た病因蛋白について臨床症状に照合してその意義を検討することに従事した。
・臨床的な側面から、検体提供者である患者の臨床症状や臨床経過、治療反応性などをデータベース化し、今後IVGG療法の反応性を予測し、無効例に対して血漿交換法など高次治療の必要性の指標を確立することに努めた。

報告書

(2件)
  • 2006 実績報告書
  • 2005 実績報告書

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公開日: 2005-04-01   更新日: 2016-04-21  

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