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マイクロサテライトマーカーを用いた、時計遺伝子多型の網羅的探索法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 17659348
研究種目

萌芽研究

配分区分補助金
研究分野 精神神経科学
研究機関東京大学

研究代表者

海老沢 尚  東京大学, 大学院・医学系研究科, 寄付講座教員(客員助教授) (00201369)

研究分担者 川嶋 実苗  東京大学, 大学院・医学系研究科, 寄付講座教員 (00396706)
研究期間 (年度) 2005
研究課題ステータス 完了 (2005年度)
配分額 *注記
3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
2005年度: 3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
キーワード時計遺伝子 / 概日リズム / 睡眠障害 / マイクロサテライトマーカー / PCR
研究概要

我々は、これまでに様々な時計遺伝子の全エクソン領域を解析し、睡眠覚醒リズム障害に関与しうる多型を複数報告してきた。しかし体内時計異常の分子基盤を包括的に検討するには、プロモーター領域やイントロン領域、時計関連遺伝子を含めた解析が必要である。この研究は、各時計遺伝子内及び周辺領域にマイクロサテライトマーカーを設定し、時計遺伝子に対象を絞った包括的な関連解析を簡便に施行できる方法を確立することを目的としている。
まず、データベースに登録されている塩基配列より、時計遺伝子及び時計関連遺伝子(Per1/2/3,Bmall, Clock, Cry1/2,CK1ε,CK1δ,Rev-erbA, Melanopsin, Dec1/2)領域内または近傍に位置するマイクロサテライトを選出した。選定基準として、2塩基繰り返しの場合は12回以上繰り返すもの、3塩基繰り返しの場合は8回以上繰り返すもの、4-6塩基繰り返しの場合は5回以上繰り返すものを選定した。1塩基繰り返し(同一塩基の連続)は解析上、各アリルの分離が困難であるため選定対象から外した。日本人16名のゲノムDNAを対象に、各マイクロサテライトをPCR法により増幅し、多型性の有無を確認した。合計61個のマイクロサテライトを選定して多型性の有無を確認した結果、対象とした時計遺伝子領域内及び近傍に合計37個(マーカー間の平均距離約20kb)のマイクロサテライトマーカーを設定することができた。今後、確立したマーカーセットを使用し、睡眠相後退症候群(DSPS)、睡眠相前進症候群(ASPS)、非24時間睡眠相症候群(non-24)に代表される睡眠覚醒リズム障害患者群と健常被験者群を対象に関連解析を行ない、リズム障害に関与する遺伝子多型を包括的にスクリーニングしていく予定である。

報告書

(1件)
  • 2005 実績報告書
  • 研究成果

    (6件)

すべて 2006 2005

すべて 雑誌論文 (6件)

  • [雑誌論文] 睡眠障害・リズム障害の遺伝子2006

    • 著者名/発表者名
      海老澤 尚
    • 雑誌名

      メディカル・サイエンス・ダイジェスト 32(2)

      ページ: 26-29

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書
  • [雑誌論文] 時計遺伝子2006

    • 著者名/発表者名
      海老澤 尚
    • 雑誌名

      呼吸 25(2)

      ページ: 132-136

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書
  • [雑誌論文] ゲノム医学とリズム異常-時計遺伝子多型はヒトに何をもたらすか2006

    • 著者名/発表者名
      海老澤 尚
    • 雑誌名

      医学のあゆみ 216(3)

      ページ: 233-237

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書
  • [雑誌論文] ヒトの睡眠障害と時計タンパク質のリン酸化異常2006

    • 著者名/発表者名
      海老澤 尚
    • 雑誌名

      実験医学 24(4)

      ページ: 479-483

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書
  • [雑誌論文] 概日リズム睡眠障害の分子生物学2005

    • 著者名/発表者名
      海老澤 尚
    • 雑誌名

      医学のあゆみ 215(3)

      ページ: 196-200

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書
  • [雑誌論文] ナルコレプシーと自己免疫2005

    • 著者名/発表者名
      海老澤 尚
    • 雑誌名

      精神科 7(6)

      ページ: 539-543

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書

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公開日: 2005-04-01   更新日: 2016-04-21  

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