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脊髄小脳変性症の早期画像診断のための疾患モデルマウス作出および解析

研究課題

研究課題/領域番号 17659367
研究種目

萌芽研究

配分区分補助金
研究分野 放射線科学
研究機関神戸大学

研究代表者

藤井 正彦  神戸大, 医学部附属病院, 助教授 (00228959)

研究分担者 平井 宏和  金沢大学, 学際科学実験センター, 助教授 (70291086)
柳原 大  豊橋技術科学大学, 体育保健センター, 助教授 (90252725)
研究期間 (年度) 2005 – 2006
研究課題ステータス 完了 (2006年度)
配分額 *注記
3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
2006年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2005年度: 2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
キーワード脊髄小脳変性症 / プルキンエ細胞 / ポリグルタミン病
研究概要

本研究では、脊髄小脳変性症モデルマウスを作出し、運動失調が出現するより早くに異常を検出する画像診断技術の開発を行うことを目的としている。本年度は、数種類の脊髄小脳変性症モデルマウスの作出を行った。
1.小脳プルキンエ細胞特異的にリバーステトラサイクリントランスアクチベーター(rtTA)を発現するトランスジェニックマウスを作出した。このマウスは、プルキンエ細胞特異的にrtTAタンパク質を発現することを確認した。ドキシサイクリンとrtTA存在下で、変異した脊髄小脳変性症遺伝子を発現するトランスジェニックマウスの作出にはまだ成功していない。
2.小脳プルキンエ細胞特異的L7プロモーターの制御下にプルキンエ細胞特異的に変異脊髄小脳変性症原因遺伝子を発現するトランスジェニックマウスを作出した。このマウス(発達期から変異遺伝子を発現する)を解析した結果、以下のことが明らかになった。
(1)著しい運動失調が観察された。
(2)野生型に比べて小脳が小さかった。
(3)本来1層であるべきプルキンエ細胞層の配列が大きく壊れ、樹状突起の発育も大きく障害されていた。
(4)プルキンエ細胞内に、原因タンパク質を含む凝集塊を認めた。
3.レンチウイルスベクターを用いて、脊髄小脳変性症モデルマウスを作出する目的で、小脳プルキンエ細胞への遺伝子導入法を開発した。小脳プルキンエ細胞に選択的に遺伝子導入する方法を確立し、レンチウイルスベクターの小脳内発現プロフィールについて明らかにした。

報告書

(1件)
  • 2005 実績報告書

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公開日: 2005-04-01   更新日: 2016-04-21  

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