研究課題/領域番号 |
17659406
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研究種目 |
萌芽研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
消化器外科学
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研究機関 | 信州大学 |
研究代表者 |
大橋 俊夫 信州大学, 医学部, 教授 (80020832)
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研究分担者 |
伊古美 文隆 信州大学, 医学部, 助教授 (50262704)
水野 理介 信州大学, 医学部, 講師 (30273080)
河合 佳子 信州大学, 医学部, 助手 (10362112)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2006
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研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
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配分額 *注記 |
3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
2006年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
2005年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
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キーワード | 前哨リンパ節 / 癌転移 / リンパ学 / 生体顕微鏡システム / 微小癌転移 / バイオマーカー / 接着因子 / 糖鎖 / 生体顕微鏡 / リンパ管内皮細胞 / E-selectin |
研究概要 |
1.マウスの膝窩リンパ節や鼡径リンパ節内のリンパの流れとリンパ球の動向を蛍光物質を用いて可視化する生体顕微鏡システムを開発した。 2.リンパ行性転移を生じやすい腫瘍動物モデル(すでに動物株が確立されて、商品化されている)の摘出あるいは生体内の灌流リンパ節標本を用いて、リンパ催行性物質と腫瘍細胞マーカーを併用して、癌細胞の前哨リンパ節を決定する形態学的ならびに機能学的特性因子について体系的に解析した。 3.リンパ行性転移を生じた腫瘍動物モデルを用いて、そのリンパ液の物理化学的ならびに生物学的特性を解析した。さらに、摘出リンパ管や上記1で確立したリンパ節のバイオアッセイ標本を用いて、癌細胞のリンパ管を介した輸送機構やリンパ節の癌細胞に対する局所免疫応答の様式についても解析した。 4.リンパ行性転移を起こしやすい腫瘍細胞株を用いて、腫瘍細胞の組織間隙移動様式と所属リンパ節への到達特性をin vivoの生体顕微鏡実験で解析し、前哨リンパ節(SLN)への癌細胞の到達に及ぼすリンパ管系の形態学的ならびに機能的特性と腫瘍組織由来物質の生物学的因子を体系的に解明した。 5.リンパ管内皮細胞に発現する接着因子の特性と腫瘍細胞との相互作用を分子生物学的手法を用いて解析し、漏れなく、効率のよい前哨リンパ節の術前あるいは術中確定診断法を確立するための解析を行なった。
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