研究課題/領域番号 |
17659419
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研究種目 |
萌芽研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
消化器外科学
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研究機関 | 東海大学 |
研究代表者 |
中崎 久雄 東海大学, 医学部, 教授 (10056145)
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研究分担者 |
津田 道雄 東海大学, 医学部, 助教授 (00102848)
佐藤 慎吉 東海大学, 医学部, 助教授 (80119677)
大谷 泰雄 東海大学, 医学部, 助教授 (40185301)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2006
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研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
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配分額 *注記 |
2,800千円 (直接経費: 2,800千円)
2006年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2005年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
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キーワード | 肝切除術 / 肝障害改善 / 肝細胞増殖因子 / 培養肝細胞 / 肝細胞増殖因子1 / HepG2細胞 |
研究概要 |
移植胎児肝細胞組織が宿主肝再生を促進させる肝細胞増殖因子を産生・分泌する事が推測された。この研究は新しい蛋白質である可能性の高い新生児肝由来の肝細胞増殖因子および肝機能亢進因子を精製し、その遺伝子をクローニングすることにある。この2つの機能を有する物質を同定することにある。次いで、量産システムを考案し、これにより得られた因子を用いて、肝臓再生および肝機能改善におけるこれらの因子の関与を明らかにすることを目的とする。 肝機能亢進因子の検索 胎児あるいは新生児肝細片が、肝再生作用と同時に、宿主に残存している肝機能、あるいは再生された肝臓の機能を亢進させ、生存率を高めている可能性も考えられる。肝機能亢進因子に関してはin vitroでの細胞培養の実験過程で、培養上清中に機能亢進活性の存在を見出したに過ぎないが、本因子の精製を進め、物質レベル、分子レベルでその存在を明らかにしたい。 1.本因子の活性測定 in vivoによる本物質の効果の検討。肝障害ラットに精製標品をマイクロ浸透圧ポンプで持続投与する。 (1):albumin合成能 (2):アンモニアからの尿素合成能 (3):血中ビリルビン濃度 (4):urea cycle enzymesのmRNA量および酸素活性 以上をマーカーとして実験を行う。 2.肝機能亢進因子について (1):本因子の精製 (2):遺伝子クローニング (3):cDNAの配列を決定 (4):実験動物による肝機能改善実験:劇症肝炎ラットを用いて治療効果の検討を行う。
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