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末梢血からの中枢神経疾患治療用細胞の分離技術の開発

研究課題

研究課題/領域番号 17659456
研究種目

萌芽研究

配分区分補助金
研究分野 脳神経外科学
研究機関独立行政法人国立病院機構(大阪医療センター臨床研究部)

研究代表者

金村 米博  国立病院機構大阪医療センター, 政策医療基盤技術開発研究室, 室員 (80344175)

研究分担者 山崎 麻美  国立病院機構大阪医療センター, 臨床研究部・政策医療基盤技術開発研究室, 室長・副院長 (10359309)
有田 憲生  兵庫医科大学, 医学部・脳神経外科学, 教授 (80159508)
研究期間 (年度) 2005 – 2007
研究課題ステータス 完了 (2007年度)
配分額 *注記
3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
2007年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2006年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2005年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
キーワード間葉系幹細胞 / 線維芽細胞 / 分化能 / モノクローナル抗体 / 神経幹細胞 / 細胞表面分子 / 末梢血
研究概要

(1)ヒト間葉系幹細胞とヒト線維芽細胞の特性比較
ヒト間葉系幹細胞(骨髄由来、胎盤由来)と株化ヒト線維芽細胞(Hs68, NTI-4, WI-38)に関して4種類のマーカー分子(CD105, LNGFR, anti-fibroblast, SSEA-4)の発現率をFACSを使用して比較解析した。ヒト間葉系幹細胞と比較して、株化ヒト線維芽細胞ではanti-fibroblastとSSEA-4が高発現する特微が見られ、一方、CD105陽性率は細胞間でのばらつきが大きく、LNGFRはいずれの細胞においても低発現であることが明らかになった。以上の結果から、2種マーカー(anti-fibroblast,SSEA-4)を用いたFACS解析でヒト間葉系幹細胞とヒト線維芽細胞を区別することが可能であることが示唆された。
(2)ヒト末梢血細胞からのヒトiPS細胞作製
レトロウィルスベクターとしてViraPower^<TM>Lentiviral Expression System (Invitrogen社)を使用し、OCT3/4、MYC、SOX2、KLF4遺伝子を各々pLenti6/V5-DESTのCMVプロモーター下に組込み、組換え遺伝子過剰発現プラスミドを作製し、組換えレンチウィルス産生細胞を作製した。成人末梢血から単核球を分離し、これら4種類の組換えレンチウィルスをRetroNectin (タカラバイオ社)使用下に同時感染させ、フィーダー細胞(MEF)上に再播種し、霊長類ES細胞用培地を使用して3週間培養した。その結果、ヒトiPS細胞の樹立を確定するには至らなかったが、遺伝子導入細胞と思われるコロニー形成細胞の出現を観察することに成功した。以上の結果から、ヒト末梢血由来単核球からヒトiPS細胞を樹立するために必要な技術的課題に関する多くの知見が集積された。

報告書

(3件)
  • 2007 実績報告書
  • 2006 実績報告書
  • 2005 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2007

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] Early response of neural stem/progenitor cells after X-ray irradiation in vitro.2007

    • 著者名/発表者名
      Tomoaki Kato, et. al.
    • 雑誌名

      Neuroreport 18(9)

      ページ: 895-900

    • 関連する報告書
      2007 実績報告書
    • 査読あり
  • [学会発表] Gene expression profiling of human neural stem/progenitor cells and analysis of genes involved in differentiation.2007

    • 著者名/発表者名
      Yonehiro Kanemura
    • 学会等名
      5th ISSCR Annual Meeting
    • 発表場所
      ケアンズ(オーストラリア)
    • 年月日
      2007-06-18
    • 関連する報告書
      2007 実績報告書

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公開日: 2005-04-01   更新日: 2016-04-21  

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