研究課題/領域番号 |
17659681
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研究種目 |
萌芽研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
臨床看護学
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
江守 陽子 筑波大学, 大学院・人間総合科学研究科, 教授 (70114337)
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研究分担者 |
村井 文江 筑波大学, 大学院・人間総合科学研究科, 准教授 (40229943)
斉藤 早香枝 (斎藤 早香枝) 筑波大学, 大学院・人間総合科学研究科, 講師 (50301916)
野々山 未希子 筑波大学, 大学院人間総合科学研究科, 講師 (90275496)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
2007年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2006年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2005年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
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キーワード | 産褥期 / 育児負担 / 訪問指導 / out come評価 / ストレス物質 / 育児負担感 / 訪問指導体制 / outcome評価 |
研究概要 |
産褥早期の母親の育児負担感を軽減するために、家庭訪問による育児支援システムを強化・再構築する目的で、訪問指導条件を統制することによる指導効果を、受け手である母親側の不安軽減outcome評価から比較し、新システム構築の可能性を探る目的で、家庭訪問指導を実施し、指導効果を評価した。 本年は、出産後〜12週までの母親の不安や具体的な心配の内容を明らかにし、母親の不安軽減の観点から適切な指導内容について検討した。 これまでの研究の積み重ねで、乳児期では経産の母親も初産の母親と同様に育児に対して不安を感じており、初産の母親への育児支援と同様に1か月健診前後から経産の母親への支援を積極的に考えていく必要があることを見出した。 また、本研究の結果から明らかになったことは、多くの母親が心配していた心配項目でも、状態不安との相関がなかった項目、一方、多くの母親が心配ないとした項目でも、状態不安との相関が認められた項目があった。初産の乳児期と経産の新生児期における不安は、育児に関する具体的な心配事の影響が考えられたが、初産の新生児期では、これらの影響はほとんど認められず、他の要因が母親の不安に影響している可能性が示唆された。 したがって、各時期における指導内容としては、母親の不安と関連が認められた心配項目を適切な指導内容として考えた。これらのうち少数の母親しか心配していない心配項目や、母親の心配の程度によって不安との関連が異なる項目を明らかにしたことで、指導時の注意点が示唆された。
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