配分額 *注記 |
28,860千円 (直接経費: 22,200千円、間接経費: 6,660千円)
2007年度: 7,020千円 (直接経費: 5,400千円、間接経費: 1,620千円)
2006年度: 8,970千円 (直接経費: 6,900千円、間接経費: 2,070千円)
2005年度: 12,870千円 (直接経費: 9,900千円、間接経費: 2,970千円)
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研究概要 |
一昨年度までのシステム構築,ソフトウェア環境の構築を受け,昨年度はローカル計算機内での実用試験を行った.データベースサーバは,オブジェクト指向データベース環境であるインターシステムズ社製のcacheで構築した.システムは,データベースサーバに加えて,ユーザが要求を入力し結果を取得するためのインタフェース部,およびインタフェース部とデータベースサーバのそれぞれと通信を行いながらデータを適切に変換するデータ等価変換部の3つから成る.本システムの特徴となるデータ等価変換部は,(1)ユーザから(インタフェース部を介して)クエリ(要求)を受取り,それに従ってネットワークを介してcacheサーバと通信を行いながら(2)保存データの内容と構造の取得および解析を行い,データ生成に必要なデータ変換手順(データ変換シナリオ)を生成する.次に,(3)必要なデータおよびプログラム(データ変換を行うプログラム.我々はデータ等価変換エンジンと呼ぶ.)をcacheサーバから取得し,(4)データ変換スクリプトの生成およびデータ等価変換エンジンの実行によるデータ変換を行い,(5)検索結果および変換されたデータをインタフェース部に返す.我々が開発した手術ナビゲーションシステムに本データベースシステムのデータ記録機能を実装し,実際にナビゲーションを行った手術の情報を記録した. 本研究の学術的進捗は,従来のデータベースシステムがデータのみの登録であるのに対し,本システムはデータに加えてプログラムの登録が行えること,そしてそれらを登録する際に行うタグ付けの規格化と構造化の手法を提案した点である.学術成果は関連研究テーマの発表3件(含、学術論文誌2件)である.2008年6月の国際会議での発表(投稿1月,採録決定2月),意見交換に向けて準備を進めている.
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