配分額 *注記 |
13,650千円 (直接経費: 10,500千円、間接経費: 3,150千円)
2007年度: 4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2006年度: 5,200千円 (直接経費: 4,000千円、間接経費: 1,200千円)
2005年度: 4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
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研究概要 |
インターネット,WWW等,成長する情報ネットワークはランダムに発展しているのではなく,情報伝達能力,耐故障性などの観点から最適な構造に自己組織しているものと考えられる.このような内部構造を有するネットワーク上を探索するユーザは,自分なりに最大限の効率性を発揮してシステム操作・情報アクセスをしているわけであるから,ユーザをプロファイリングの上,アクセス履歴とネットワーク的構造特性から情報関連度を定義すると,効率的な情報アクセス経路・情報関連度マップが得られると考えられる. 本研究は,ネットワークの構造特性と人間の限定合理性に基づく振舞いから情報の価値・関連度を推定する理論を構築し,情報推奨システムへの適用を通して実証することを目的としている.本年度は,以下の課題を通じて研究を行った. ・ユーザの情報アクセスログ解析によるプロファイリング ユーザの嗜好をプロファイリングするために,インターネットオークション等,Web上の各種サービスを利用するログを収集した.特に,タグ情報などの局所的情報を,ネットワークトポロジーという大域的特性に反映させて特徴を抽出する手法を構築し,リアルデータによって提案手法の検証を行った. ・ネットワーク特徴量計算理論の最適化 一般的に,複雑ネットワークのコミュニティ分割計算法は,静的なグラフ構造のスナップショットを必要とする.しかしながら,WWWは間断なく進化を遂げる動的なシステムであり,既存手法には限界がある.そこで,リアルタイムにコミュニティ分割を行う計算手法を開発した.
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