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アーカイブズのデファクト国際規格EADによる検索システムに関する基礎的研究

研究課題

研究課題/領域番号 17680022
研究種目

若手研究(A)

配分区分補助金
研究分野 情報図書館学・人文社会情報学
研究機関国文学研究資料館

研究代表者

五島 敏芳  国文学研究資料館, アーカイプス研究系, 助手 (90332139)

研究期間 (年度) 2005 – 2006
研究課題ステータス 完了 (2006年度)
配分額 *注記
8,840千円 (直接経費: 6,800千円、間接経費: 2,040千円)
2006年度: 3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2005年度: 5,330千円 (直接経費: 4,100千円、間接経費: 1,230千円)
キーワードアーカイブス / 検察手段 / 国際規格 / EAD / 検索システム / 脈絡 / 情報断片化 / 再構成 / アーカイブズ / 検索手段
研究概要

本研究の目的は、アーカイブズ(記録史料)の検索手段(目録)電子化のデファクト国際規格EADに則って構築された日本の記録史料のEADデータに対し利用者が自由に検索できるシステムの研究・開発、にある。研究目標として、A.EADによる検索システムの構成の把握、B.日本でのEADによる検索システムのための必要条件の解明、C.本のEADデータの実例の豊富化、の3つを掲げ、本年度は主としてBとCにっいての研究を実施した。
Bでは、AのEADデータ構成とCの実例との差異を把握した。基本的に、EADで必須の資料群(fonds)レベルのデータがないか、必須ではない1点ないし1件(item)のレベルのデータのほうが多い、という予想通りの違いを得た。日本のitemレベルデータは、その作成の現実から各要素の区切りや標準化記載においてEADに厳密な符号化ができず、汎用的EAD要素で包含し、一部の標準化形式外のデータを破棄して符号化した。これを前提して、データ作成の改善のためEADデータ構築用の既存公開データベースを拡張し、標準化記載に困難のある年代データについて範囲検索機能を追加した。海外とのデータ共有・交換に関しては、国際的アーカイブズ横断的検索サービスを提供していたRLGがOCLCへ合併されたことの影響、米国国立公文書館等の状況を調査した。最低限の英文化データの必要を再確認し、本研究とは別の費用により国文学研究資料館所蔵歴史資料の一部の標題・概要等の翻訳が実現した。
Cでは、引き続き国文学研究資料館所蔵資料の目録により事例を蓄積し、核融合科学研究所アーカイブ室所蔵資料データの一部をEAD化した。他に江川文庫所蔵資料の目録データEAD化にも関与したため(擬似的)横断検索による検索動作を確認できた。東アジア近代史学会、日本アーカイブズ学会等での口頭発表等によりシステム普及にも努めた。

報告書

(2件)
  • 2006 実績報告書
  • 2005 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて 2007 2005

すべて 雑誌論文 (4件)

  • [雑誌論文] 記録史料管理におけるデータベース構築 : 情報共有の技術的側面をふまえた協業の提案2007

    • 著者名/発表者名
      五島 敏芳
    • 雑誌名

      東アジア近代史 10

      ページ: 1-15

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書
  • [雑誌論文] 真の<デジタル>アーカイブ構築への挑戦 : 資料目録電子化の現場から2007

    • 著者名/発表者名
      五島 敏芳
    • 雑誌名

      歴博 140

      ページ: 13-13

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書
  • [雑誌論文] EADを実装したアジア歴史資料センター新情報システムによせて : EADの概要とアジ歴への期待2007

    • 著者名/発表者名
      五島 敏芳
    • 雑誌名

      アーカイブズ 27

      ページ: 57-59

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書
  • [雑誌論文] EADによる電子的検索手段のデータ記載形式:いくつかのEAD最良実践ガイドラインから2005

    • 著者名/発表者名
      五島 敏芳
    • 雑誌名

      情報知識学会誌 15-2

      ページ: 25-32

    • NAID

      110003375652

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書

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公開日: 2005-04-01   更新日: 2016-04-21  

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