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文化財の透過撮影および材質調査を目的とした新しいX線検出器の開発

研究課題

研究課題/領域番号 17680050
研究種目

若手研究(A)

配分区分補助金
研究分野 文化財科学
研究機関独立行政法人文化財研究所東京文化財研究所

研究代表者

犬塚 将英  国立文化財機構東京文化財研究所, 東京文化財研究所・保存修復科学センター, 研究員 (00392548)

研究期間 (年度) 2005 – 2007
研究課題ステータス 完了 (2007年度)
配分額 *注記
28,990千円 (直接経費: 22,300千円、間接経費: 6,690千円)
2007年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2006年度: 14,040千円 (直接経費: 10,800千円、間接経費: 3,240千円)
2005年度: 11,050千円 (直接経費: 8,500千円、間接経費: 2,550千円)
キーワードガス電子増幅器 / X線検出器 / X線透過撮影 / X線回折 / CMOSセンサー / 2次元画像 / アルゴン / キセノン / 増幅率 / プラズマ加工
研究概要

文化財保存科学の研究分野では,(i)文化財を構成する材料と製作技法を科学的に解明すること,(ii)文化財を活用しつつ,さらに次世代へ伝えていくためのより良い保存環境を追求すること,が重要な研究課題であり,そしてこれらのテーマはお互いに密接な関係がある。しかし文化財の調査では,非破壊・非接触を大前提とした手法を要求されるケースが多いことから,X線を用いた調査方法は重要な役割を担ってきた。近年ではX線CTを用いた木材の年輪年代測定などの新しい調査方法も開発されて活用されている一方で,X線透過撮影やX線回折のような従来から利用されてきた方法にっいては改良の余地が残されていると考えられる。例えば,現地調査を余儀なくされる文化財も多いことから,可搬な測定装置の必要性は今後さらに高まっていくだろう。ここ数年で素粒子・原子核物理の分野などを中心に開発研究が進んでいるガス電子増幅フォイル(Gas Electron Multiplier foil,以下GEMと略す)を利用することにより,簡便,安価かつポータブルなX線検出器を製作できる可能性がある。
X線透過撮影用検出器,X線回折用検出器ともに,文化財調査へ適用するためには,高い解像度の2次元イメージングが必要となる。今年度はGEMを用いて製作した検出器の読み出し部分に,CMOS技術を応用したセンサーを設置し,2次元画像を得るための基礎実験と性能評価を行った。

報告書

(3件)
  • 2007 実績報告書
  • 2006 実績報告書
  • 2005 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2008 2007 2006

すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 1件)

  • [雑誌論文] ガス電子増幅フォイルを用いた文化財のX線透過撮影のための検出器の開発II2008

    • 著者名/発表者名
      犬塚 将英
    • 雑誌名

      保存科学 47

      ページ: 173-178

    • 関連する報告書
      2007 実績報告書
    • 査読あり
  • [雑誌論文] ガス電子増幅フォイルを用いた文化財のX線透過撮影のための検出器の開発2007

    • 著者名/発表者名
      犬塚将英, 李栄篤
    • 雑誌名

      保存科学 46

      ページ: 95-95

    • NAID

      40015449644

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書
  • [雑誌論文] ガス電子増幅フォイルを用いた文化財調査用X線検出器の開発2006

    • 著者名/発表者名
      犬塚将英
    • 雑誌名

      保存科学 45

      ページ: 121-121

    • NAID

      40007376802

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書

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公開日: 2005-04-01   更新日: 2016-04-21  

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