配分額 *注記 |
9,100千円 (直接経費: 7,000千円、間接経費: 2,100千円)
2007年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2006年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2005年度: 5,200千円 (直接経費: 4,000千円、間接経費: 1,200千円)
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研究概要 |
現在開発中の原生動物を用いた実験排水の生物学的監視システムでは,タイヨウチュウ(Raphidiophryscontractilis)という原生動物の示す細胞の形態変化を,顕微鏡を用いて可視化し,さらにパソコンを用いて数値化することにより水質の指標を得ることを目的としている. タイヨウチュウの軸足が顕著に短縮する水銀濃度2×10^-6Mの試料水を用いて,タイヨウチュウと水質の関係について実体顕微鏡を用いた新たなシステムを構築した.このシステムでは,タイヨウチュウを暗視野照明下において低倍率で画像化し,視野内に存在ずる細胞数の変動をモニターすることにより,水質の変化を検出するという方法である.この方法では,位相差顕微鏡で軸足の変化を解析するよりも光学系のシステムを安価で構築できるし,試料に対して正確にフォーカスを合わせることや,高倍率で細胞を観察する必要もないため,より実用的なシステムである.市販の円形の測定セルでは,流速の違いや渦がセル内で生じ,観察するのに不適合であった.そのため,新たな測定セルの開発を行った.
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